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ブックマーク / book.asahi.com (10)

  • 新時代の「道徳の教科書」 千葉雅也  ――鳥羽和久著『君は君の人生の主役になれ』書評|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 先生・友達・家族、そして、勉強・恋愛お金…。いま悩める十代に必要なのは、君自身が紡ぐ哲学だ。 書籍情報はこちら 書の元になるウェブ連載を読んでいて、特に僕が反応したのは、LGBTの社会的包摂に関する生徒会の話し合いの場面であり、僕はツイッターでそれを紹介したのだった。このあと述べるが、そこでは、当事者のサイドにおいては一部認識されているものの、マジョリティの支援者の立場では見落とされがちな問題が、生き生きとした対話形式で示されていた。 今回こうして、様々なトピックに糸が通され、質的に困難であり、苛烈でもある鳥羽さんの思考が、多くの人に届くだろう言葉でまとめられたことをお祝いしたい。 難しいことを、わかりやすく伝えなければならない。その今日的試みに新たな一冊が加わった。書は、今読まれるべき新時代の「道徳の教科書」だ。 「生きる」というこの総合的事態について、リスクを冒

    新時代の「道徳の教科書」 千葉雅也  ――鳥羽和久著『君は君の人生の主役になれ』書評|じんぶん堂
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    takehikom 2023/03/10
  • アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日

    文:安達麻里子 写真は石田美紀さん提供 石田美紀(いしだ・みのり)新潟大学経済科学部教授(視聴覚文化論) 1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。実写映画研究を経てアニメーション・メディアの研究を行う。著書に『密やかな教育――<やおい・ボーイズラブ>前史』(洛北出版)など。 きっかけは「銀河鉄道999」の鉄郎 子どもの頃に見た「機動戦士ガンダム」のキャラクター、マ・クベの冷気を含んだ独特な声がきっかけとなって、キャラクターの「声」を意識し始めたという石田さん。その後、「銀河鉄道999」の主人公、鉄郎の声を女性(野沢雅子さん)が演じていると知って衝撃を受け、それ以来、声優の声が持つ不可思議さに魅了され続けている。 「私は1972年生まれで、アニメを見て育ってきた世代。女性声優が少年キャラクターを演じている例は、最初は驚いたものの当にいっぱいあって、そういう環境に馴染

    アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日
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    takehikom 2021/02/14
  • コラム別に読む : ヘンな論文 サンキュータツオさん | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    takehikom 2015/05/22
  • インタビュー : クッキングパパ、長寿の秘密は うえやまとちさんに聞く | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    クッキングパパの料理が生まれる厨房で話をする漫画家・うえやまとちさん=福岡県福津市宮司浜、森下東樹撮影 悩みがあっても、仕事でへまをしても、おいしい料理がすべてを解決してしまう。料理漫画「クッキングパパ」は28年間、そのワンパターンを崩さない。はやり廃りの激しい世の中で、時代を超えて愛されるには何が必要か。作者のうえやまとちさん(59)に、その秘密を聞いた。 物語は、主人公荒岩一味(あらいわかずみ)の勤める金丸産業(架空、福岡・天神)とその家族を中心に進む。社員は家族同然のつきあいを続け、社員旅行や鍋パーティーとイベント盛りだくさん。「今の時代、職場の雰囲気はかなりドライ。こんな会社はもう残っていないでしょう」と、うえやまさん。アットホームな空気の中で、まるで水戸黄門の印籠(いんろう)のように「料理」がすべてを解決する「定形」は「ファンが望んでいる。変えてはいけない」。 一方で、漫画の雰囲

    インタビュー : クッキングパパ、長寿の秘密は うえやまとちさんに聞く | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 戦略おべっか [著]ホイチョイ・プロダクションズ - 清野由美(ジャーナリスト) - ビジネス | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■笑いとともに上昇ノウハウ 暑い夏に薄い1冊。でもテーマは「少しでも格差社会の上に這(は)い上がろうと考えている健全な野心家のためのノウハウ」と、ちょっと暑苦しい。ただ、そこはバブルで鳴らしたホイチョイのこと。上昇志向をあおりながらのノウハウ36連発は、ぷっと吹いてしまう笑いとご一緒だ。 「名刺は1ミクロンでもいいから、相手より下から出す」「見送りはタクシーが角を曲がるまでおじぎをつづける」あたりは、通常の指南としても、そこから細部を追求するのがホイチョイ流。たとえば書類で上司の隣に判子をつく時は、下方斜めに傾けて押す。すると紙の上でも上司にお辞儀ができる! あるいは、得意先同席の会議では、部屋は最後に出て、かつ建物は最初に出て相手を見送る。そんなのムリ、と思ったら「『ワープ』の練習をするのが、正しい」。 ここに並んだノウハウは、ロジカルシンキングといった「理」とは対極のもの。なぜなら「日

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    takehikom 2012/08/16
    最近、気まぐれコンセプト読んでないなあ
  • 安田浩一「ネットと愛国」書評 過激さの背後にある承認欲求|好書好日

    ネットと愛国―在特会の「闇」を追いかけて [著]安田浩一 在日コリアンに差別的なスローガンを浴びせかけ、過激な行動を繰り返す在特会(在日特権を許さない市民の会)。彼らがデモで叫ぶ罵声は、侮蔑の言葉で満ちている。安田はメンバーへの取材を繰り返し、その実像に迫る。 在特会の生みの親は、桜井誠。現在も会長として運動の先頭に立つ。しかし、その来歴や素顔は判然としない。安田は、彼の地元を取材し、その「地味」で「目立たない」青少年期を明らかにする。 無口で物静かな少年は、いかにして冗舌で攻撃的な「ネット右翼のカリスマ」になったのか。桜井は、ネット掲示板韓国北朝鮮を批判し、注目を集める。次第に一部で過激なスタイルが受けはじめると、激烈な口調が加速した。 学歴社会から弾(はじ)かれ、警備員や役所の非正規職員として働いてきた彼は、役所や教育機関に対して攻撃的だ。そして、在日コリアンの「特権」を誇張し、既

    安田浩一「ネットと愛国」書評 過激さの背後にある承認欲求|好書好日
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    takehikom 2012/05/20
  • ゲーミフィケーション [著]井上明人 - 勝見明(ジャーナリスト)

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    takehikom 2012/03/15
  • 書店員に聞く さかなクン入門

    あくことなく回転を続けるすしをべちらかすだけで、魚偏の漢字もろくに読めない日人に、あのさかなクンも内心、はらわたが煮えくりかえっているはず。今回、ご紹介するのは正真正銘の魚好きになれるでギョざいます。 ■ブックファースト新宿店 守田一雄さんのおすすめ (1)オーパ! [著]開高健 (2)居酒屋の魚類学 [著]高田浩二 [絵]大隅洋子 (3)スイミー [著]レオ・レオニ ▽記者のお薦め (4)深海魚 暗黒街のモンスターたち [著]尼岡邦夫 出どころの定かではない中国のいにしえのことわざが(1)『オーパ!』に引用されている。 いわく、「1時間、幸せになりたかったら、酒を飲みなさい。3日間、幸せになりたかったら、結婚しなさい……永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい」。 この快楽主義者の遺言めいたフレーズを、著書である作家の開高健は「男による、男のための、男の諺(ことわざ)なのである

    書店員に聞く さかなクン入門
    takehikom
    takehikom 2012/01/29
    「さかなクン入門」という本があるんかと思った
  • コラム別に読む : 数学本を読む 川端裕人さんが選ぶ本 - 川端裕人(作家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■「憧憬」と「忌避」のあいだで 一般向けの数学書が、小さなブームだという。都内幾つかの大手書店で、平台陳列されているのを確認した。高等数学をかみ砕いて伝えるもの、中高の数学に再入門するもの、日常に密着した数学を詳述したもの、数学者評伝等、様々な系統がある。 なぜ数学なのか。「数字は苦手!」と忌避する人が沢山(たくさん)いる中、数学にあらがいがたい憧憬(しょうけい)を抱く人も多いのかもしれない。ぼく自身そうだ。 ■世界で最も確実 数学的に証明されたことは、真理と言って良いという事実は格別に感じる。他の自然科学では、確からしく思えた説が別の説に乗り越えられることが常にありうる。その点、数学の進歩は人類の知的到達点であり、世界で最も確実なものだ。宇宙が数学的に記述でき、日常生活も数学なしには成り立たない現実を知るとさらに憧憬は深くなる。 数学関連書を読むたび、思いを新たにする。『数学ガール』は、

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  • 【レビュー・書評】かけ算には順序があるのか [著]高橋誠 - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    かけ算には順序があるのか [著]高橋誠[評者]福岡伸一(青山学院大学教授・生物学)[掲載]2011年7月10日著者:高橋 誠  出版社:岩波書店 価格:¥ 1,260 ■思想史的な問いかけ、なのだ 今、小学校では、「6人に4個ずつミカンを配ると、ミカンは何個必要ですか」という問題に、6×4=という式を書くと、バツにされてしまうという。「教師用指導書」には、かけ算の式の順序を教えるように、と明記されているのだ。かけ算とは、「ひとつ分の数」×「いくつ分」によって「ぜんぶの数」を求める操作であり、順序の理解は、かけ算の導入期のルールとしてぜひ必要なのだという。つまり4×6が正解。 著者は文学部卒。この考え方にひっかかりを感じ、算数教育歴史をひもといてみた。議論は実に40年ほど前から繰り返されており、今もネットで父母、教師を巻き込んで継続中。古くは数学者、遠山啓、矢野健太郎、森毅なども活発に発言

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