今日、ガンダムシリーズを初め戦うアニメにおける「歌」についての面白い意見を見つかりました。 記者・評論家の谷口隆一氏が2005年に書いた感想だそうです。 ○日刊リウイチ2009・5上 【5月10日】 戦時下であっても、というか戦時下であるからこそ戦意高揚のプロパガンダなり、逆にゲリラ側の意志結束に向けたメッセージなり、中立な市民から起こる反戦歌といった感じで歌なり音楽が登場しても不思議はないという気がするけれども、「機動戦士ガンダム」の世界には歌といったものが存在している気配がない。「ホワイトベース」に閉じこめられた民間人たちが沈みがちな心を歌で紛らわせるといった描写もないし、戦争に荒んだ気持ちになっている軍人たちを露出もオーバーなアイドルたちが慰問する描写もない。軍人たちの活躍ぶりをPRしようと流行歌手にホワイトベースを訪問させて新聞テレビに流したりするような場面も目に付かない。 戦争と