執筆者:Andrew Skodol, MD, University of Arizona College of Medicine 回避性パーソナリティ障害は,拒絶,批判,または屈辱を受けるリスクを伴う社会的状況または交流を回避することを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神療法,抗不安薬,および抗うつ薬による。 (パーソナリティ障害の概要も参照のこと。) 回避性パーソナリティ障害患者は強い不全感を抱いており,否定的に評価される可能性のあるあらゆる状況を回避することで不適応的に対処する。 米国における回避性パーソナリティ障害について報告されている有病率は様々であるが,推定有病率は約2.4%である。回避性パーソナリティ障害は男女で同等に生じる。 併存症がよくみられる。患者はうつ病,持続性抑うつ障害,強迫症,または不安症(例,パニック症,特に社交恐怖症[社交不安症])も有していることが多い
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