デモクラシーから、エモクラシーへ。 「もはやデモクラシー(民主主義)の時代ではない。多数派よりも感情が、理性よりも感覚が重視されるエモクラシー(感情主義)の時代を生きている」 これは、英国出身の歴史学者ニーアル・ファーガソン氏が、1 月 27 日に The Times 紙に寄稿した記事("Feeling beats truth in our indignant ‘emocracy’)にあった言葉です。 非常に正鵠を得ている表現だと思います。 移民排斥などの動きが広がる欧州諸国の動きも、選挙戦から就任後のトランプ大統領など一連の政策も、こうしてエモクラシーの流れと言っていいかもしれません。ここでの感情とは、主に「怒り・憤慨」であることもポイントです。 しかし、そもそも政治とはいつの時代も「怒りを中心としたエモクラシー」だったのではないかとも思うわけです。 日本においては、2009年民主党政権
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