2010年04月16日05:29 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] Financial Stability Bill : アメリカ金融改革法案 : ボルカー・ルール (5) 欧米のニュアンスの相違 (A)金融は生まれながらにして国際志向が宿命づけられたビジネスだった。 ビジネスが国際的に広がるに従って、お金の移動も国際的になった。 金融機関も国境を越えて動き回るお金に追随して国境を越えて自由に活動することは必然だった。 (B)金融業は生まれながらにして、国家との癒着が強いビジネスだった。 国家同士の戦争には多額の経費を必要としたが、国内にはそのような事前の貯えが無く、戦争勝利時の賠償金や戦利品を担保に有力な金融財閥(例:メディチ家、フッガー家、ロスチャイルド家)に借金を頼った。金融財閥も国家から各種の特権を得て、国家と持ちつ持たれつの関係を深めていった。 (A)+(B)の結果は、、