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2019年7月26日のブックマーク (2件)

  • 知らなくても生きていける雑学がならぶブログ 経済学的思考2-2

    前回の記事 >>経済学的思考2 流行のエセ経済学についてのお話です。 それらしく聞こえる提言は、なぜ経済学的に間違いだとされてしまうのでしょうか。 家賃規制と最低賃金を例にとって説明したいと思います。 「(1)貧しい人たちでもちゃんとした家に住めるよう、住宅家賃の上限を制限する必要がある」 これは家賃規制の問題です。 家賃を規制することは住宅供給の量と質に悪影響を及ぼし、当に援助を必要とする人々を助ける政策のなかでもきわめて非効率的な方法だ、とほとんど全ての経済学者が考えています。なかには家賃規制を「爆弾以外で都市を破壊する最良の方法」と批判する人もいるくらいです。 しかし、多くの自治体は経済学者の意見を無視して家賃規制を実施しています。 家賃の上限が決まっていれば人々は安く家を借りられるし、貧しい人でもちゃんとした住宅に住めるはずだ、と規制賛成派は主張します。 残念ながらこの意見は短絡

  • 家賃規制の効果 - 言語空間+備忘録

    N・グレゴリー・マンキュー 『マンキュー入門経済学』 ( p.131 ) 価格の上限のよく知られた例として家賃規制がある。多くの都市では、地方政府は家主が借家人に請求できる家賃に対して上限を設定している。この政策の目的は、住宅を手に入れやすくして貧困層を援助することにある。経済学者はしばしば家賃規制について、貧困層の生活水準を高めるための援助方法としてはきわめて非効率的であると批判している。ある経済学者は、家賃規制のことを「爆撃を除けば都市を破壊する最善の方法」といった。 家賃規制の好ましくない影響は、一般の人々にはあまりはっきりとわからない。その効果が表れるまで何年もかかるからである。短期においては、家主が所有している賃貸アパートの数は一定であり、市場の条件の変化に応じてすばやく増減させることはできない。そのうえ、都市で住宅を探している人々の数は、短期的には家賃に対してあまり感応的でない

    家賃規制の効果 - 言語空間+備忘録