「主婦をしているというと、最近、肩身が狭い気がする」。そんな女性が増えている。その違和感の原因は、社会に押し寄せる「分断」の波にあるのではないか──最新著『上級国民/下級国民』が話題の作家・橘玲さんが、専業主婦を取り巻く環境の変化について考察する。 * * * 振り返れば、平成の30年間で、女性の貧困化が急速に進みました。バブル崩壊で不況になると、中高年男性の雇用を守るために、若者と女性が犠牲になったのです。 特に20代の女性が非正規で働く割合は、1997年の11%から2007年の22%まで倍増。夫の給料だけでは食べていけなくなった専業主婦が働かざるを得なくなったからだとされますが、女性の正社員比率は半数以下で、多くは派遣や契約社員、パートなどの身分のままです。 女性の社会進出に伴って離婚率も上昇。3組に1組が離婚するとされるなか、厚労省によると、婚姻件数や出生率が大きく減少する一方、母子
広島国際学院大の佐々木健教授(バイオ環境化学)らの研究グループは、微生物を使って泥の中の放射性セシウムを回収する方法を開発した。9月に福島市内で採取したヘドロでの実験では、セシウムを約90%除染することに成功した。実験に用いた光合成細菌が、カリウムとよく似た性質のセシウムを取り込んだ可能性があるという。佐々木教授は「汚染された土壌にも使える技術ではないか」と話している。 バイオ技術を活用した放射性物質の除去を研究している佐々木教授と、広島市の水道関連資材販売会社「大田鋼管」が9月、福島市内の公立学校のプールからヘドロを採取し現地で実験した。細菌90グラムをアルギン酸などに混ぜた粒状物質をビー玉大にし、濃縮したヘドロ50リットルに投入。3日間の放射線量を計測した。 その結果、実験開始前に毎時12.04〜14.54マイクロシーベルトだった放射線量は同2.6〜4.1マイクロシーベルトまで減少
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