ウォールストリートの主だった話題や関心事、業界の内情や仕事内容、日本・中国経済の見方等についての、報道と経験に基づく所感。 by harry_g
![大統領選と「財政の崖」の恐怖 | ウォールストリート日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5167d2ffa06f2610a0028da14ef47ce00dcb6dc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F201210%2F23%2F61%2Fe0076461_0332923.jpg)
前回のエントリーで報告した通り、2011年9月の中旬に、ニューヨークからアジアの金融センター香港に移りました。9月と10月は引越しで忙しく、ブログ更新が滞ってしまいましたが、その間にも世界は大きく動いていました。 特に気になったのは、日々トップニュースになっている欧州の財政問題ではなく、ニューヨークから発生して世界中に広がった「Occupy Wall Street(ウォールストリートを占拠せよ)」デモの話と、中国株式市場を直撃した「中国経済はとうとうハードランディングするのか」というセンチメントの急激な盛り上がりです。どちらも当ブログに相応しいネタのように思われますので、所感を述べてみます。 ウォールストリートを占拠せよ 最初に、ウォールストリートのお膝元ニューヨークで発生した、「反・ウォールストリート」デモについてです。11月に入って、とうとう強制排除に至ったようですが、発生当時の友人達
ともかく、データを見るときに先進国の常識を持ってみると間違ってしまったり、更にはデータ自体がほぼ公然と間違っている可能性がそこここに見て取れたりする中国においては、不良債権にせよ、地方政府の負債額(GDPの4割程度と言われる)にせよ、どこまでデータに基づいた議論に意味があるのか、非常に悩ましいところです。 このように感じるのは、当然、投資家だけではないようです。中国でインフラプロジェクトに関与している企業や、中国に進出している外国企業の幹部、現場でプロジェクトや営業を仕切っている人たちと話をしても、常に聞かれるのは「3ヶ月先のことは誰にも分からない。鶴の一声で決まるから」と言った話です。 もちろん、誰もが「鶴の一声」を待っているだけではなく、「常識的に考えれば、これだけの予算が先送りになっているのだから、いついつ頃までにはプロジェクトは再開されるはずだ」、「マンション開発に対する規制が緩ま
最近あまり書く機会がなかったのですが、当ブログの趣旨の一つに、「ウォールストリートでのキャリア」ということがあります。ここ数週間で偶然立て続けに、4-5人の方からキャリアについての相談を受けたので、久々にその話を書いてみたいと思います。 別にキャリアアドバイスのプロではないので、大した助言が出来る立場でもありませんが、こちらの金融界に興味がある方や、アメリカの企業文化について、何らかの参考になれば幸いです。 (尚、個別具体的な部分については、一部修正を加えてありますのでご了承下さい。) アメリカ企業「暗黙のルール」 最初にご相談を頂いた方は、現在、某日本の金融機関に勤めており、ニューヨークに駐在中です。それが近々、アメリカの金融機関に出向して、同社からノウハウを学んでくることになったそうです。 そのためには、同社に出来るだけ溶け込むことが望ましいわけですが、同氏はニューヨーク駐在中とは言え
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