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ブックマーク / globe.asahi.com (25)

  • 銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+

    業界の首位と2位は単純に言えば競い合うだけの関係ですが、同じ組織のトップとナンバー2となると、支えもすれば競いもする複雑な人間模様を描きます。 最初の出版から今年で40年、2度目のアニメ化が進み、国境も世代も越えて読み継がれているSF小説の大作「銀河英雄伝説」(銀英伝)では、その序盤、異彩を放つ登場人物がトップに「ナンバー2不要論」を具申します。「組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」――。 この発言は物語の展開を大きく変え、多くの銀英伝ファンの心を揺さぶることになるのですが、著者の田中芳樹さんはこの発言にどんな思いを込めていたのでしょうか。(大牟田透) 「銀河英雄伝説」のオーベルシュタインが唱える「ナンバー2不要論」を語る田中芳樹さん 銀英伝は、銀河帝国のラインハルト、自由惑星同盟のヤンという2人の若い戦略家の攻防を軸に描かれた壮大な

    銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+
  • 「女だから甘やかされて」 有名になって受けた中傷、女性プロゲーマーは闘いを決めた:朝日新聞GLOBE+

    日中はナイロビの大学で法律を学ぶ学生だが、夜は練習に励むゲーマーになる。シルビア・ガソニ(22)。米国の人気ドラマからとったプレーヤー名「Queen Arrow」で知られる、ケニア初の女性プロゲーマーだ。 得意なのは、対戦型格闘ゲーム「鉄拳7」。バンダイナムコエンターテインメントが世界に誇る人気ゲームで、ケニアを含む東アフリカ地域では定期的に大会が開催されている。登場キャラクターのリン・シャオユウを操り、男性のプロ選手相手に勝利を積み重ねてきた。 「大会での対戦はもちろん、練習も男性が相手。eスポーツの世界では男性のほうが経験が豊富で、ゲームのこともよく知っているので多くを学べる。女性だからといって排除されることはないし、性別に関係なく対戦を受け入れてくれる」 性差別の問題に取り組むシルビア・ガソニ(人提供) 体格や身体能力の違いがゲームの操作技術にどこまで影響を及ぼすかは実際にはわから

    「女だから甘やかされて」 有名になって受けた中傷、女性プロゲーマーは闘いを決めた:朝日新聞GLOBE+
    tomozo3
    tomozo3 2021/06/18
  • 黒人奴隷反乱を描いた話題の映画、日本公開中止に~『バース・オブ・ネイション』 -- 朝日新聞GLOBE

    『バース・オブ・ネイション』より © 2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION シネマニア・リポート Cinemania Report [#23] 藤えりか 残念なニュースだ。今年の米サンダンス映画祭でグランプリと観客賞に輝いた話題の米映画『バース・オブ・ネイション』(原題: The Birth of a Nation)(2016年)が、日を含む国外で公開中止になった。米国ですらあまり語られてこなかった、黒人奴隷反乱の史実をもとにした問題作。トランプが勝った今こそ、なお続く、あるいは悪化さえしている人種間の相克を考える機会になると思ったのだが。何があったのか。 「ナット・ターナー」と聞いても、米国人でも知っている人はそう多くはないようだ。南北戦争勃発に30年先立つ1831年の米バージニア州で、心身ともにこれでもかと虐げられ続けた黒人奴隷たちが

    黒人奴隷反乱を描いた話題の映画、日本公開中止に~『バース・オブ・ネイション』 -- 朝日新聞GLOBE
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|数学という力 Power of Mathematics

    「π」や「Σ」という記号を見ただけで、アレルギーを感じる人がいる。「数学の授業で習ったことは役に立ったことがない」という人もいる。しかし、数学は実は、社会の裏方として私たちのくらしや経済を支える、なくてはならない存在になりつつある。例えばクレジットカードによる買い物は、数学の理論を使った「暗号」に守られている。数学はもともと、純粋な学問として重宝されてきた。産業革命で核となった物理学や化学の基を支えたのが数学だ。それが最近は、数学を直接、産業や金融の技術に生かそうという動きが活発だ。情報があふれる時代だからこそ、「ものの構造や現象を支配する原理」を見つめる数学への期待が高まる。数学の「力」を探った。

  • 朝日新聞GLOBE|Movers&Shakers―ニュースの裏側 | フリーメイソンの被災地支援 イメージ改善につながるか

    [第33回] フリーメイソンの被災地支援 イメージ改善につながるか 宮地ゆう Miyaji Yu(GLOBE記者) 三浦英之 Miura Hideyuki(仙台総局記者・南三陸駐在) おどろおどろしい「秘密結社」として描かれてきた「フリーメイソン」の日支部が、東日大震災の被災地で支援活動をしている。世界各地の会員から集めた寄付をもとに、被災地に水や料を届け、津波で流された寺を再建。漁師への漁船の寄贈にも乗り出した。「日のフリーメイソンのイメージを変えたい」という日支部。狙いは成功するか―。 いまもがれきが積み重なる宮城県南三陸町の沿岸から少し山側に入ると、真新しい寺の堂が見えてくる。曹洞宗の西光寺だ。津波で堂や墓の一部が流されたが、4カ月後の7月には、再建を果たした。 震災直後、住職の小沢良孝は途方にくれていた。がれきになった堂の中から、近所の人たちが尊を救い出してくれた

  • 朝日新聞GLOBE|ヒーローは地球を救う - 「仮面ライダーフォーゼ」の主人公役・福士蒼汰さんに聞く

  • [第3回] 同じことはやらない「石ノ森スピリット」 - 朝日新聞GLOBE|ヒーローは地球を救う

    [第3回] 同じことはやらない「石ノ森スピリット」 仮面ライダーフォーゼのデザイナー 田嶋秀樹さんに聞く とんがり頭で白い体――。9月から始まった新番組「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日系 日曜朝8時放送)のデザインはどのように生まれ、作り手のどんな思いがこめられているのだろう。キャラクターデザインにかかわった石森プロ・チーフデザイナー、田嶋秀樹さん(43)に聞いた。(聞き手 鈴木暁子) ――これまでどのような作品を担当してこられたのですか。 田嶋秀樹さん 石森プロに入る前、もともと僕は、映像の視覚効果やCG(コンピューターグラフィックス)が専門でした。 ゲームの幕間のCGムービーの演出や実作業、フジテレビさんの「SMAPXSMAP」や「めちゃ2イケてるっ!」のコーナータイトルなんかをやっていたんです。 特撮ヒーロー番組の仕事をしたのは、実は仮面ライダーじゃなくてウルトラマン。円谷プロさ

  • 朝日新聞GLOBE|特撮ヒーローはいまもたたかう

    特撮ヒーローは、昔もいまも怪獣や怪人とたたかう正義の味方だ。と同時に、その時々の世相を映す鏡として、戦後の日とともに成長し、変わり続けてきた。ヒーローたちは、なぜ私たちを引きつけるのか。

  • 朝日新聞GLOBE|Movers&Shakers―ニュースの裏側 [第26回] 中東民主化。伝え続けるアルジャジーラ

    [第26回] 中東民主化。伝え続けるアルジャジーラ 石合力 Ishiai Tsutomu(中東アフリカ総局長) チュニジアからエジプト、そして中東各国に波及した「アラブの春(The Arab Spring)」は、民衆の動きを映像で伝えようとする衛星テレビと、情報を統制しようとする独裁政権との戦いでもあった。実力で妨害する政権側に対し、中東を代表する衛星放送アルジャジーラ(Al Jazeera)はどう立ち向かったのか。 支局の閉鎖、記者の拘束、放送周波数の妨害……。権力に固執する独裁政権は、あらゆる手を使って報道に介入した。リビアでは、カメラマンが暗殺された。シリアやイエメンでは、民衆デモが始まる前から、当局が外国メディアの取材を徹底的に排除した。 特に各政権が目の敵にしたのが、アルジャジーラだった。ペルシャ湾岸のカタールを拠点とし、同国政府が資金の大半を拠出する非営利の衛星放送で、中東のB

  • 朝日新聞GLOBE|原発、揺れる世界 -- 欧州に波紋

    [Part1] [フランス]電力の約8割が原子力。サルコジは安全性誇示 国末憲人 GLOBE副編集長 物議をかもす来日だった。 大統領のサルコジは先月末、外国首脳として初めて東日大震災後に来日し、首相の菅直人との共同記者会見で次のように強調した。 「フランスがつくっている第3世代の原発は、(福島第一原発のような)40年前のものよりずっと安全だ」 事故対応に忙しい国に押しかけ、自国の原発の優秀さをアピールする――。傲慢(ごうまん)で知られるサルコジならではの振る舞いには、自国の原発輸出ビジネスへの悪影響を最小限に抑える狙いとともに、フランスの国内世論を動揺させまいという思惑も隠されていた。 いまフランスには19カ所、58基の原発があり、電力の8割近くを原子力でまかなう。第1次石油危機(1973年)の際、ポンピドー政権が「国家の独立にはエネルギーの独自確保が不可欠だ」と原子力開発を指示。その

  • 朝日新聞GLOBE|海外救援隊と日本 -- 海を越えてやってきた消防士たち

    [Part1] [米国]ロサンゼルスから釜石へ。米国隊は何を見たか 宮地ゆう GLOBE記者 3月27日、米国ロサンゼルス郊外。デービッド・ストーン(51)はいつも通り、地元の消防署で午前8時から24時間勤務についた。住宅地や商業地など人口約8万人の町をカバーする六つの分団を統括する隊長だ。消防に入って30年。この日は民家の乾燥機からの出火と、キッチンのボヤの2件の通報を受けて出動した。大きな火事や事故はない。比較的平穏な一日が過ぎていく。 10日前の3月17日。ストーンの眼前には、まるで異なった世界が広がっていた。震災で壊滅的な打撃を受けた岩手県釜石市。そこで生存者を見つけようと、必死だった。 大震災直後、米政府は、特殊訓練を受けた消防・救急隊員ら144人を派遣した。ストーンは5人の隊長のうちの1人。米軍三沢基地(青森県)から、まず岩手県大船渡市に入り、その後釜石市に回った。 私も17日

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|料理と科学が出会う時 -- 分子調理法が変えた

    [Part1] [スペイン・カラモンジョイ] 世界一生んだ二つの研究所 準備にいそしむ「エル・ブリ」の料理人たち。 その多くは、この店での修業を望んで世界から集まった見習いたちだ=photo : Norito Kunisue スペイン北東端の街フィゲラスから車で約1時間、地中海を望みつつオリーブと松がひょろひょろ生える岩山のつづら折りを進むと、波静かなカラモンジョイの入り江が現れた。 ほとりの高台にオレンジ色の屋根。フェラン・アドリア(48)がシェフを務めるレストラン「エル・ブリ」だ。 「分子調理法」を駆使した料理で知られ、英レストラン誌で2006年から4年連続世界第1位にランキングされた。 「お客様は世界中から。昨夜は日人9人の一団がお見えでした」。 ダイニングルームの責任者バルバラ・フラガ(25)がほほえむ。営業は夜だけ、しかも年の半分は休業するエル・ブリが受け入れる客は年間7000

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|財務省理財局 -- 「管理人」は海外へ

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|Webオリジナル 一人っ子世代の光と影

    [第4回] 「80后は中国を変える大きな力となる」 著名ブロガー・安替氏に聞く インタビューに答える安替さん=今村優莉撮影 インターネットの情報に囲まれて育ったバーリンホウ(80后)。この世代が今後、中国にとってどのような存在になっていくのか。中国で最も影響力のあるツイーターの一人と言われる安替(Michael Anti)氏(35)に、一つ上の世代からみた80后について聞いた。(聞き手 今村優莉) ――バーリンホウ(80后)についてどう思われますか この世代を一概に「こうだ」と言うことは出来ませんが、思想面では僕らの世代と大きく違う特徴があります。 例えば、教育。(天安門事件のあった)1989年以降、中国では昔のように「理想主義」を強調するものではなく、中国語では「去理想主義」と表現しますが、現実を強調する教育が中心となっていきました。そうすると、例えば1980年生まれの若者は89年でまだ

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|MANGA、宴のあとで -- 海賊版を取り込め

    [Part1] USA/背景に少ない翻訳への不満 検索サイトのグーグルで「NARUTO」「MANGA」と打ってみる。すると、最初に表示されるサイトは「ワンマンガ」。ファンらが人気マンガを英語に翻訳したうえで電子書籍化し、無断で掲載した海外の違法サイトだ。 クリックしてみたが、つながらない。日米の出版社42社が昨年6月に送付した「法的措置も辞さない」とする警告状を受けて、昨年に閉鎖されたからだが、一時はサイトへのアクセス数が月間11億件を突破。グーグルの検索回数で上位に入る人気サイトだった。 ニューヨーク・コミコンでは人気マンガのキャラクターに扮した 「コスプレイヤー」が目立った photo : Shigeru Suzuki こうした違法サイトは世界に1000以上あるとされる。多くは会費や広告費でもうけている。有名企業の広告が載っているために、公式サイトと勘違いしているファンもいるという。

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|MANGA、宴のあとで -- 落ち始めた売り上げ

    [Part2] FRANCE/もう売れるタマがない パリのシャンゼリゼ街に面した書店「バージンメガストア」の控室には、 サイン会を開いたマンガ家たちの絵とサインがびっしり パリの目抜き通り、シャンゼリゼにあるバージンメガストアのマンガ売り場では「プルートウ」や「バクマン。」「イキガミ」あたりが最近の売れ筋。 残酷描写が読み手を選ぶ超個性派の武士道マンガ「シグルイ」も当たり前のように平積みになっている。規模も品ぞろえも東京・銀座の有力書店をしのぐほどだ。 1990年代までは、一般の市民がマンガを目にする機会すらまれだった。フランス は実質10年で世界有数のマンガ大国へと急成長したのだ。そして、皮肉にも、この短期間の大成功が伸び悩みの原因ともなっている。日仏の2010年の売り上げ上位シリーズを比較すると、膨張が限界に近づいている様子がよく分かる。 まずは仏のベスト5。①「ナルト」②「ワンピー

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|MANGA、宴のあとで -- 落ち始めた売り上げ

    [Part1] FRANCE/バブルがはじけた? フランス語版マンガの大手カナ社は、ブリュッセルのミディ駅近くにあった。 ベルギーはバンドデシネ(BD)と呼ばれる仏語圏独特の大判コミックスの出版が盛ん。一番有名なキャラクターは、愛犬と世界中で冒険を繰り広げる少年新聞記者のタンタンだろう。街中のそこかしこに描かれていた。 けれど、カナ社の応接スペースで迎えてくれたのは、ドラえもんの飾りが無数に下がるクリスマスツリー。それに陳列棚の上に並んだ新刊の仏語訳日マンガ。 おおっ。その一癖あるラインアップに思わず目を奪われた。 右端に松大洋「竹光侍」3巻目。山田貴敏「Dr.コトー診療所」18巻、神尾葉子「キャットストリート」3巻、枢やな「黒執事」1巻と続き、「闇金ウシジマくん」「さらい屋五葉」「バクマン。」などを経て、昭和の絵師、上村一夫の「凍鶴(いてづる)」で終わっている。 カナ社は、海外で最も

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|The Author―著者の窓辺

    [第24回] 計算されたどんでん返し、人間の質に迫る 『ロードサイド・クロス』 ジェフリー・ディーヴァー Jeffery Deaver 作家 二転、三転、どんでん返しを繰り返しながら物語は疾走する。仕掛けに満ちたジェットコースターに乗せられた読者は、ゆさぶられ続けながら、犯罪の背景にある社会のひずみをかいま見ることになる。しぐさや表情から隠された真意を読み解くキネシクス(動作学)を駆使する捜査官キャサリン・ダンスを主人公にした『ロードサイド・クロス』では、インターネット社会のゆがみ、とりわけ、ブロガーの表現者としての責任が問われている。 ――なぜ犯罪を題材としたミステリー小説を書き続けるのですか? あらすじ作りの効用はもう一つある。 読者に読ませるべきか、早めに判断できる。 ディーヴァー どこの国の人々であれ「物語」を読みたいという根源的な欲求を持っています。 私が定義する「物語」は、人

    tomozo3
    tomozo3 2011/01/07
    "私の小説に自分の体験が反映されている部分はほぼゼロです。調査と取材で物語は生み出すことができます。"
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|GLOBEレビュー -- No.49 サイバー戦争:それは脅威なのか/No.34 日本映画というワンダーランド

  • 中国のアフリカ援助をめぐる4つの誤解 | 朝日新聞グローブ (GLOBE)

    [第41回] 中国アフリカ援助をめぐる4つの誤解 デボラ・ブローティガム Deborah Brautigam アメリカン大学国際関係学部教授 《要旨》中国が最近、アフリカに巨額の援助をして天然資源を手中に収めようとしている──。こうした見方が目につくが、誤解だ。当の問題は別のところにある。 中国政府によるアフリカ援助について、四つの誤解が広まっている。 (1)中国は、最近になって援助を始めた「新顔」だ。 (2)中国のODAは額がきわめて大きい。 (3)中国は援助事業に従事する労働者のほとんどを自国から送り込んでいる。 (4)中国の援助は専ら資源獲得のためだ。 ──結論からいえば、これらはすべて根拠が無く、誤りか、過大評価だ。順番に説明していこう。 (1)中国は50年以上前からアフリカに援助している。1960年代後半に建設が決まったタンザニアとザンビア間を結ぶタンザン鉄道建設への援助が代