米国や欧州と比べて建設3Dプリンターの実例が少なかった国内で、住宅やグランピング施設など複数のプロジェクトが立ち上がっていることが分かった。2022年は日本の「建設3Dプリンター元年」になりそうだ。 [セレンディクス×慶応義塾大学] 50m2の住宅を印刷 慶応義塾大学の田中浩也教授が代表を務める「慶応義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボ」の建築研究ユニットは、セメント系の建設3Dプリンターで住宅を造形するプランの実現に向けて研究を進めている〔写真1、図1、2〕。田中教授は東京五輪の表彰台を3Dプリンターで印刷するプロジェクトで設計統括も務めた第一人者だ。
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