ある動画では、ジーンズとフード付きのスエットシャツを着た2人の男がロケットチューブを屋根に持ち出し、点火している。別のアングルからは、シリア軍戦車が3台連なっているのが見える。真ん中の戦車に砲弾が命中し、一面オレンジ色の炎に包まれ、燃え上がっている。男がタンクから飛び出し、銃弾が地面を飛び交う中を走り回っている。 別の動画は、バスや歩行者でいっぱいのにぎやかな道路で始まっている。歩行者の中には兵士と見られる人物もいる。1台のバスが突然爆発し、数十人の人々が倒れている。動画の撮影者は「Allahu akbar(アッラーは偉大なり)」と繰り返し叫び、イスラム過激派ヌスラ戦線のメンバーだと主張している。 携帯電話カメラとソーシャルメディアという、これまでにない2つのテクノロジーの融合で、動画を瞬時にネットに投稿できるようになり、新たな現象が生まれている。ユーチューブ戦争だ。史上初めて、世界の