クリエイティブビジネス論〜焼け跡に光を灯そう〜 コピーライター・境 治が、焼け跡になりつつあるこの国のクリエイティブ業界で、新たな理念を模索するブログなのだ! このブログでは前はもっと映画について書いていて、“日本映画産業論”というカテゴリーもつくってある。そこでは主に、日本の映画産業の問題点と海外輸出への可能性を書いていた。テレビのことだけ書いてるわけじゃないのですよ。 で、久々に映画の話題。 『パシフィック・リム』を観た。相当面白かったし、いろいろびっくりした。 モンスターが世界を襲う物語の場合、主人公達の何の変哲もない日常を描いておいてそこに非日常がやってきて大騒ぎになる、という流れが普通だ。『ワールドウォーZ』の導入部なんてその典型。その『Z』でさえも、もうゾンビ出てくるんだ本題に入るの早いなあと思ったものだった。 『パシフィック・リム』はその上をいく。物語の前提は、短いニュース映