人にかみついたとみられるサル。恐れるそぶりも見せず、雑木林に消えた=8月30日午後、宮崎県日向市塩見、大畠正吾撮影 【大畠正吾】サルによる住民へのかみつき被害が宮崎県日向市で拡大している。8月末から12人が襲われて重軽傷を負う事態になり、市職員40人が24時間態勢で行方を追っている。この影響で9日から開く予定だった市議会・一般質問が中止されることになった。 同市では、8月28日以来6日連続で帰宅や就寝中の住民12人が足や手をかまれた。1頭が、散歩中の女性や追い払おうとした男性らにかみついた。3、4両日にも18件の目撃情報があった。 市は、果物をえさにしたわなを13カ所に仕掛ける一方、警察が凶器を持った容疑者の確保に使うネットランチャーを用意。それでも難航し、担当者は「長期戦も覚悟している」。市街地に下りてくる理由もわかっていない。 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みい