【広州=小山謙太郎】沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張し、昨年8月15日の終戦記念日に不法に上陸した香港の民間団体「保釣(釣魚島防衛)行動委員会」が8日、今年の記念日の上陸計画を中止すると発表した。香港政府が、出港に必要な船の安全検査証を設備不備を理由に出さなかった。 記者会見した同委員会の羅就主席は「航海の最大の障壁は、日本の巡視船ではなく、中国と香港の両政府だ」と不満を述べた。 香港政府の海事当局はこれまで、漁船登録をした抗議船が香港近海を航行することは認めていた。遠洋への出航は2007年以降阻止してきたが、昨年に限って見逃した経緯がある。 続きを読む関連記事外務省、中国公使を呼び直接抗議 領海侵入過去最長で8/8中国旗掲げたヨット、尖閣沖の領海に一時侵入 冒険家か8/4中国公船「海警」3隻が領海侵入 沖縄・尖閣諸島沖8/3レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュースこの記事の続