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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (9)

  • 冥王星の衛星に「ケルベロス」「ステュクス」命名

    【2013年7月3日 国際天文学連合】 冥王星の4番目と5番目の衛星が、ギリシャ神話に登場する冥界の番犬と三途の川にちなみ、それぞれ「ケルベロス」「ステュクス」と命名された。 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した冥王星と5つの衛星。クリックで各軌道を表示して拡大(提供:NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute)) 冥王星にはこれまでに5つの衛星が見つかっており、そのうち3つはカロン、ニクス、ヒドラと名付けられている。2011年と2012年に発見された2つは符号のみが与えられていたが、このたび2011年発見のP4が「ケルベロス」(Kerberos)、2012年のP5が「ステュクス」(Styx)と新たに命名された。 冥王星の衛星名はギリシャ・ローマ神話の冥界のエピソードにちなむというルールがあり、ケルベロスは冥界の番犬、ステュクスは冥界と現世の間を流れる川

  • アストロアーシ、巨大隕石の落下を警告してくれる無料アプリ「iん石くるよ」を公開

    【2013年4月1日(エイプリルフール) アストロアーシ】 アストロアーシは1日、巨大隕石の落下を警告するiPhone/iPad用アプリ「iん石くるよ」を無償公開いたしました。 スマートフォン内蔵の電子コンパスを利用して隕石の接近をすばやく検知。以下クリックで拡大 身を守るためにはすばやい避難行動が肝心。「練習モード」で訓練しておこう 衝撃波から身を守るための安全姿勢。室内であれば窓ガラスから離れて。衝撃波は隕石目撃から時間差で襲ってくることもある 今年2月15日にロシア・チェリャビンスクに落下した隕石によって広い範囲で建物のガラスが割れ、多くの被害が出たのは記憶に新しいところです。 約6500万年前に起きた恐竜などの大量絶滅も巨大な隕石の落下によって引き起こされたという説が有力であり、このような隕石の落下に備えることは人類共通の課題となっています。 日リリースしたiPhone/iPad

  • 「はやぶさ2」に2020年へのメッセージをたくそう

    【2013年3月29日 JAXA】7月16日更新 2018年に目標の小惑星に到達予定の探査機「はやぶさ2」に搭載する名前とメッセージの募集が4月から開始される。 2005年11月20日、探査機「はやぶさ」が撮影した小惑星イトカワの表面。探査機の影のそばに、投下されたターゲットマーカーが見える。クリックで拡大(提供:ISAS/JAXA) JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載するメッセージやイラストなどの募集を4月から開始する。 2014年に打ち上げ予定の「はやぶさ2」は、2018年に小惑星1999 JU3に到着して観測とサンプル採取を行い、2020年に地球帰還する計画となっている。 初号機「はやぶさ」では149ヵ国88万人の名前を印字したアルミ箔が収められたターゲットマーカー(着地ポイントの指標となる物体)が小惑星イトカワに投下された(画像)。今回の「はやぶさ2」ではターゲットマーカ

  • ロシア・ウラル地方で小天体落下か 400人以上負傷

    【2013年2月15日 RIA Novosti (1)/(2)】 2月18日更新 ロシア・ウラル地方で15日朝(現地時間)、小天体とみられる物体が落下し、カザフスタンとの国境に近いチェリャビンスクを中心に400人以上の負傷が伝えられている。 2月18日 発生時刻を修正しました。 2月15日午前9時20分ごろ(現地時間:日時間同日昼すぎ)、ロシアとカザフスタンの国境付近のウラル地方で、小天体が落下し3つの地区を襲った。その1つチェリャビンスクでは割れたガラスなどで400人以上の負傷者が出ているが、致命的な重傷者の報告はないようだ(ロシア内務省より)(注)。 国営原子力企業(ROSATOM)は、この地域にいくつかある原子力施設は正常に稼働中との声明を出している。 落下物については、大きな1つの物体、あるいは複数の小さな物体といったさまざまな目撃情報があり、ロシア非常事態省広報のElena S

  • すばるがとらえた、惑星の存在を示す塵の「腕」

    【2013年2月13日 すばる望遠鏡】 およそ470光年かなたの星を取り囲む円盤に、内部にひそむ惑星の重力で曲げられたとみられる弧状の構造が見つかった。 総合研究大学院大学の眞山聡(まやまさとし)さんらの研究チームが、およそ470光年かなたにある「さそり座J1604星(2MASS J16042165-2130284)」の周囲の原始惑星系円盤をすばる望遠鏡で観測し、内側の穴(すきま)やそれをまたいで伸びる腕のような塵の構造などを発見した。 原始惑星系円盤とは、生まれたばかりの恒星の周りにできるガスと塵の構造だ。その中で塵が集まって小さなかたまりが作られ、さらにそれらがぶつかって合体し大きな惑星が誕生すると考えられている。円盤の外側には塵が豊富に残るが、内側では惑星の材料として消費され、やがてその領域が穴となる。この穴の観測は、惑星形成について知るうえで重要である。 今回すばる望遠鏡の赤外線画

  • 宇宙誕生から数億年後の時代の銀河を7個発見

    【2012年12月14日 HubbleSite】 ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、宇宙の歴史を130億年以上さかのぼった時代の銀河が7個発見された。初期宇宙の銀河をまとまった数で観測できたのは初めてのことで、銀河の数の統計的なデータから、今につながる宇宙の重要イベント「再電離」を探る有力な手がかりが得られたことになる。 ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された空の一画と、その中から発見された7つの遠方銀河。図中の数字は光の波長が地球に届くまでに引き伸ばされる「赤方偏移」の度合いを表したもので、大きいほど遠方の銀河ということになる。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, R. Ellis (Caltech), and the UDF 2012) ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線観測から、130億年以上前の宇宙に存在する銀河が7つ見つかった。これらの銀河は137億年前の宇宙誕生から3億5000万〜

  • 水星に大量の水の氷

    【2012年11月30日 NASA (1)/(2)】 太陽にもっとも近い惑星である水星に、水の氷が存在することが明らかになった。常に陰となっている低温の場所に見つかった氷は、太陽系における水の運搬の歴史を物語る。 「メッセンジャー」による北極付近の画像にレーダー検出の結果(黄色)を重ねたもの。クレーターと一致しているだけでなく、比較的低緯度のクレーターでは南側に集中しているのもわかる。クリックで拡大(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington/National Astronomy and Ionosphere Center, Arecibo Observatory) 2012年12月上旬の水星は、夜明け前に金星のすぐ左下に現れる。12月5日に西方

  • 「ひので」が太陽極域磁場の反転をとらえた

    【2012年4月19日 国立天文台】 最近少しずつ活動が活発化してきている太陽。衛星「ひので」が両極域の磁場を観測したところ、北極の磁場はほとんどゼロの状態に近づいていることが発見された。北極磁場は間もなくマイナスからプラスに転じると予想される一方、南極磁場は変化を見せておらずプラスのままであることもわかった。 太陽の極域磁場のようす。オレンジはマイナス、水色はプラスの磁場を表す。北極ではマイナスからプラスへ反転しつつあるが、南極はプラスのままであることがわかる。クリックで拡大(提供:JAXA/国立天文台) 太陽は平均11年の周期で活動の極大と極小を繰り返している。現在は徐々に活動が上昇してきているところで、来年5月ごろに極大を迎えると予想されている。極大期には黒点数が最大になり、また太陽の南北両極の磁場がほぼ同時に反転する。たとえば1997年には北極がプラスの磁場、南極がマイナスであった

  • 「星がたくさん出来るのは材料が多いから」と判明

    【2011年9月14日 ヨーロッパ宇宙機関】 「星がたくさん出来るのは材料となるガスが多いから。」―いたってシンプルな結論だが、銀河内での星のベビーブームを誘発すると思われてきた銀河同士の衝突が、実は宇宙史のうえでは標準的な要因ではないことがわかってきた。 銀河内で星を生み出す材料となる低温ガス流のイメージ図(提供:ESA--AOES Medialab) 調査対象となった領域。それぞれ満月の約3分の1の大きさの範囲にある多数の銀河を観測する。赤外線の波長ごとに色分けしている。クリックで拡大(提供:(左)ESA/GOODS-Herschel consortium/David Elbaz、(右)ESA/GOODS-Herschel consortium/NASA/JPL-Caltech/David Elbaz) 100億光年以上かなたの宇宙には、現在の天の川銀河の数百倍もの勢いで次々と星が生ま

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