はじめに-のえ(伊賀の方)とはどんな人物だったのか のえ(伊賀の方)は、鎌倉幕府二代執権・北条義時の後妻となった女性です。関東の豪族・伊賀朝光の娘であり、「伊賀氏」とも呼ばれます。義時はのえ(伊賀の方)と結ばれる前に、八重(阿波局)、比奈(姫の前)という二人の女性と婚姻関係にあったため、彼女は三番目の妻でした。 NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、二階堂行政の孫で、執権にのぼりつめる北条義時の第三の妻(演:菊地凛子)として描かれます。 目次 はじめに-のえ(伊賀の方)とはどんな人物だったのか のえ(伊賀の方)が生きた時代 のえ(伊賀の方)の足跡と主な出来事 まとめ のえ(伊賀の方)が生きた時代 のえ(伊賀の方)が生きたのは、日本で初めて武家政権が成立した鎌倉時代です。中心人物である源頼朝と、北条家を筆頭とした有力御家人らが幕府を形作っていきます。そんな中、のえ(伊賀の方)は幕府成立によ