土星の北極に六角形の渦巻雲 提供:NASA/JPL/University of Arizona (← クリックで拡大) 珍しい雲の渦巻が観測された。これは、今冬を迎えている土星の北極で観測された六角形の渦巻雲で、土星の北極でのみ見られる現象である。この渦巻雲の幅は約25,000kmで、地球が2個その中におさまってしまう。昨年10月30日から12日間にわたる観測で、探査機カッシニの可視光・赤外線分光カメラが赤外線で撮影した画像である。 この渦巻雲は上層から下層まで約100kmと、これまで考えられていたより厚いことが分かった。最も外側の青い帯は、太陽の光を浴びて輝く土星の縁である。大部分を占める赤い部分は、高温の内部で生じた熱放射が土星から外部へ放出されていることを示している。この熱放射の波長は5ミクロンで、可視光では観測できない。上の画像に見える3つの暗い帯は、土星の内部から上昇する熱を
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