東京工科大は来春をめどに、オンプレミスサーバ約100台で運用していた業務システムを撤廃してクラウドサービスに完全移行する。その背景と狙いを聞いた。 東京都八王子市に本部を構える東京工科大学は、国内でいち早く先進的なICT教育に取り組んできた大学の1つだ。2000年代前半には八王子キャンパスの全学生にノートPC携帯を必須としたほか、近年では学生がクラウド経由でプログラミング学習を行えるシステムなども構築、運用している。 そんな同大は2014年春、学内ネットワーク環境を全面刷新し、オンプレミスサーバで運用していた業務システムをクラウドサービスに完全移行するという。プロジェクトを指揮しているコンピュータサイエンス学部の田胡和哉教授に、取り組みの背景と狙いを聞いた。 システム全体が老朽化…「再起動のたびトラブルが起きていた」 同大が本格的なICT活用に取り組み始めたのは2003年のこと。八王子キャ
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