ミックスダブルス世界戦のグループリーグも4試合目を迎え、ここまで2勝1敗の日本は、1勝2敗のベラルーシと対戦した。 しかし、序盤から4点を失うと3エンド連続でスティールされる苦しい立ち上がり。小笠原が「(アイスが)滑って滑って。もっと大きくアジャストしないと行けなかったのに思い切れなかった」と悔やんだように、前半だけで8ダウンというビハインドで折り返す。 なんとか反撃の糸口を得たい日本は5エンドにパワープレーを選択すると、阿部のコーナーガードに隠すドローや、相手の黄色をバックガードに使うヒットロールを決め、複数得点のお膳立てをすると、フィニッシュは小笠原のランバックダブル。T奥であったが、しっかりシューターも残して4点を返した。 「(2月下旬の)チーム結成以来、初めてパワープレーを効果的に使えた」と阿部が振り返るように、残りの試合で自信を持って使えるカードが増えたのはポジティブな要素だ。
「つくづく『この人は持ってるな』と思い知らされた」 第10回全農日本ミックスダブルスカーリング選手権(3月1日~5日・北海道北見市)で優勝した『チーム阿部』の阿部晋也は、大会をそう振り返って控え目に笑った。パートナーの小笠原歩を評してのコメントだが、おそらく技術、勝負強さ、強心臓、スター性など、彼女のすべてを称えてのことだろう。 小笠原は大会を通して、ミックスダブルスのベースとなるカムアラウンド(ガードストーンの後ろに回り込むショット)、フリーズ(ハウス内のストーンにぴったりとくっつけるショット)といったショットを次々と決めていった。もちろんミスがなかったわけではないが、「いちばん大事なドローは絶対に外さないから、しっかりエンドセーブできる」と、指導者としても、選手としても経験豊富な阿部に、そう言わしめるだけの勝負強さを見せた。 日本ミックスダブルスカーリング選手権を制した阿部&小笠原ペア
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