6割が「ふさわしくない」を選びました。回答後に読める文にも記しましたが、文化庁の国語に関する世論調査で「浮足立つ」はどちらの意味と思うかという質問に「喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている」を選んだ人が6割でした。逆の結果のように見えますが、考え合わせると、違和感あるなしはほぼ半々に近いともいえるでしょう。 「浮き立つ」との混用か 「浮足立つ」の使い方は、例えば以下の記述が示すように「浮き立つ」との混用が広がっていると考えることができます。 「浮足立つ」は、これからよくないことが起こると思われ、落ち着かない、不安な心の状態を表す場合に使用される。類似表現の「うきうきする」「(気持ちが)浮き立つ」は肯定的な意味で、「浮足立つ」は否定的な意味で使われる。(日本語口語表現辞典2版、2020年) 「日本国語大辞典」担当の編集者だった神永暁さんも、ウキウキした気分の使い方を「誤用」として「類似