プレトリアは日本サポばかりだった。日本人だけではない。日の丸のフェイスペイントをし、青いマフラーを首に巻いた南アフリカの連中が次から次へとやってくる。「ホンダー!」「ニッポンー!」の掛け声が飛びかう。パラグァイサポはほとんど見なかった。南アフリカで三試合目だが、ここまでサポの数で圧倒するのははじめてだ。圧倒的じゃないか、我が軍は! これもすべてデンマーク戦で見せた素晴らしい戦いぶりのおかげだろう。「後に何も残らない」とか「守備的でつまらない」とか腐す人もいるが、なんのしがらみもない現地人がこれだけ応援してくれることがすべてを語っていると思うよ。もちろん、判官贔屓の感情もあるんだろうが、それだけであんなに日本一色にはならない。今回のチーム、本当に気合いが入っていて、応援しがいのあるチームだった。それだけに、Quarterfinalには進みたかった。イングランド・サポに「え?おまえらもう帰るの