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ブックマーク / garth.cocolog-nifty.com (5)

  • 玄牝 (2010) - 映画評論家緊張日記

    朝日新聞10月29日夕刊に河瀬直美監督作品『玄牝』の映画評を書いた。作は愛知にある吉村医院を追いかけたドキュメンタリー。河瀬直美+吉村医院ということで、どんな怖ろしいものができているのかと恐怖に駆られた人も多いのではないか。 吉村医院は自然分娩を標榜し、一部で熱狂的な支持を受けている産院である。その一方で妊婦と胎児を不必要に危険にさらし、周辺の医院に無用な負担をかけている、とする意見もある。以下のような議論を参照していただきたい。信仰と狂気~吉村医院での幸せなお産 その二 見る前は「お産ともなると精神的なものも大きいし、精神ケアとしてはありかな」くらいに考えていたんだが、映画がはじまって五分くらいで「こりゃないわ」と思ったよ。 吉村医師はこんな調子なのだ。 「今のお産が異常なのは、社会が異常だからだよ。江戸時代ぐらいの社会に戻れば、お産の異常なんかなくなる……医者がお産は危険だ危険だって

    玄牝 (2010) - 映画評論家緊張日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2010/10/31
    「あきらかに河瀬直美のドキュメンタリスト魂が本人の思想を裏切っている」←おお、それは興味深い、観てみたい。
  • Round of 16 パラグァイ0-0日本(PK5-3)@Pretoria - 映画評論家緊張日記

    プレトリアは日サポばかりだった。日人だけではない。日の丸のフェイスペイントをし、青いマフラーを首に巻いた南アフリカの連中が次から次へとやってくる。「ホンダー!」「ニッポンー!」の掛け声が飛びかう。パラグァイサポはほとんど見なかった。南アフリカで三試合目だが、ここまでサポの数で圧倒するのははじめてだ。圧倒的じゃないか、我が軍は! これもすべてデンマーク戦で見せた素晴らしい戦いぶりのおかげだろう。「後に何も残らない」とか「守備的でつまらない」とか腐す人もいるが、なんのしがらみもない現地人がこれだけ応援してくれることがすべてを語っていると思うよ。もちろん、判官贔屓の感情もあるんだろうが、それだけであんなに日一色にはならない。今回のチーム、当に気合いが入っていて、応援しがいのあるチームだった。それだけに、Quarterfinalには進みたかった。イングランド・サポに「え?おまえらもう帰るの

    Round of 16 パラグァイ0-0日本(PK5-3)@Pretoria - 映画評論家緊張日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2010/07/01
    「サッカーファンというのは(なべてファンというものは)つねに裏切られるものだが、ときに天から恩寵が落ちるときもある」
  • E組 日本3-1デンマーク@Rustenburg - 映画評論家緊張日記

    (または南アフリカのがっかりドッグ) ルステンブルクのスタジアムに近づきながら、当にこんなところにスタジアムがあるのか?と思わずにはいられなかった。そこに広がっていたのはただの田舎町。二階建ての建物すらなく、農家の前を野良犬がうろうろしているだけ。ほとんどメキシコの田舎町かと思った。ロイヤル・バフォケン・スタジアムも無骨なコンクリート造にプラスチックの椅子が据えつけられた実用位の陸上競技場。おそらくは全会場の中でも最低ランクである。でも、南十字星の下、月光を浴びるスタジアムはこよなく美しかった。こことそっくりの異国のスタジアムのことを思い出さずにはいられなかった。そこ、マレーシアはジョホールバルの陸上競技場とともに、ルステンブルク・スタジアムも忘れがたい場所になった。 デンマークは強かった。日が細かいパス回しで突破しようとしても、すぐに守備網にひっかかってしまう。攻撃はシンプルなパス

    E組 日本3-1デンマーク@Rustenburg - 映画評論家緊張日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2010/06/25
    「音楽にあわせてみんなで踊るハーフタイム。アフリカのワールドカップだ!」「南アフリカで食うがっかりドッグは最高に美味しかった!」
  • 本日決戦 - 映画評論家緊張日記

    遠足に出かける小学生のように興奮して早起きしてしまった。この昂ぶりはジョホールバル以来。こんな興奮があるから代表サポはやめられない。 昨日会ったドイツ人サポに「日韓国は十分うまいのに、どうも自信なくプレイしているように見える」といきなり質をつかれてしまった。今こそわかるが、足りないのは自信であり、経験である。トルシェにさんざん「日は経験がない」と言われたときには何言ってやがる、と思ったものだが、トルシェの言う「経験」とはまさにこの戦いのことなのだ。オランダと対戦するとき、ドイツと対戦するとき、我々はどこかで負けて当たり前だと思っていないだろうか?ドイツ人サポは言う。「クロアチアでもハンガリーでも、ドイツ気で勝つつもりで向かってくる」もちろんその気にはなんの根拠もない。客観的に見れば根拠なき自信だ。でもその思いがなければ、決して勝つことはできないのだ。 デンマーク戦、引き分けで

    本日決戦 - 映画評論家緊張日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2010/06/25
    「もちろんその本気にはなんの根拠もない。客観的に見れば根拠なき自信だ。でもその思いがなければ、決して勝つことはできないのだ」「これが経験だ。勝たないかぎり、この経験は得られない」
  • E組 オランダ1-0日本@Durban - 映画評論家緊張日記

    E組の組み合わせが決まったとき、おそらくオランダは最大のライバルはデンマークで、カメルーンさえ叩けばよし、日は草刈り場、と思ったはずである。だが、一戦目が終わった時点でいろんなものが変わった。オランダにとって最大の(不気味な)敵は日に変わった。おかげでオランダは警戒しながら試合に入ってきた。一勝の重さをこれほど感じたことはない。カメルーン戦、勝っただけで意味のないサッカーとか言われたけど、番で勝つことはただの一勝にとどまらない。相手もチームも変化する。 予選リーグで当たりたくないチームを聞かれたとき、まず上げたのはオランダとドイツである。どちらも、弱いと見たチームにはかさにかかって攻めまくるチームだからだ。だが、受けにまわったときのオランダにはその強さはない。日の守備ブロックがしっかり機能し、ボールは回せどシュートは打てないオランダ。前半はむしろ日のカウンターの方が効いているので

    E組 オランダ1-0日本@Durban - 映画評論家緊張日記
    yomimonoya
    yomimonoya 2010/06/20
    「一勝の重み」「本番で勝つことはただの一勝にとどまらない。相手もチームも変化する」
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