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2011年6月5日のブックマーク (3件)

  • ボヴェ太郎の種退治 - 猿虎日記

    おGさんは山にプレカリに、おBさんは川に選択に むかしむかし、武蔵の国の、ある所……沢のちいさな長屋(アパート)に、画太利(ガタリ)さんと暮部(ボヴェ)さんという不安定雇用層、つまり夫隷刈阿人(プレカリアート)の若者が住んでおった(以下、GさんとBさんと略)。おGさんとおBさんは、貧しい上に希望もなく、しかも世間からは煮居徒(ニート)だ怠け者だと非難され、肩身の狭い思いをしながらつつましく暮らしておった。 そのうちに二人は、くらしが苦しいのは自分たちのせいではなく、愚弄罵詈頭無(グローバリズム)と寝澱部(ネオリベ)が悪いのだ、という思想にめざめ、時々は、「ええじゃないか」と歌い踊りながら路上解放をうったえる左運動出茂(サウンドデモ)などにも参加するようになったそうじゃ。 ある日、おGさんは山で木の下枝などを拾い集める林業関係の短期雇用賃労働を見つけ、山に夫隷刈り(プレカリ)に行った。 おB

    ボヴェ太郎の種退治 - 猿虎日記
  • 102.8. 研究者の情報発信はどうだったか?./note103.html

    102. 福島原発の事故その6 (2011/5/29-6/10) 相変わらず原発の話です。 その5 101 から1ヶ月、事故から2ヶ月半たって、事 態の収束にむけて何か進展があって欲しいところですが、残念ながら具体的な 動きはなにもありません。 102.1. 原発はどうなっているの? 一言で言えば、どうにもなっていません。相変わらず、核分裂生成物から出る 熱で燃料が高温になって、火災になったり爆発したりするのを防ぐために とにかく水をいれて冷やしているわけです。もっとも、3ヶ月近くたったので、 発生する熱量は熱出力の 0.1-0.2%程度までさがっています。停止の1時間後に は 1-2% あったので、その頃に比べると 1/10 になっているわけです。 なお、減少のしかたは段々ゆっくりになって、1年後は現在の半分程度、 2年後でさらに半分程度、となるはずです。 計算機でいうと完成時の次世代ス

  • 『沓掛時次郎 遊侠一匹』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

    (※2001年7月に、当時のサイトにアップしたもの。古いテキストです) (東映京都) 監督:加藤泰 脚:掛札昌裕 鈴木尚也 撮影:古谷伸 照明:中山治雄 美術:井川徳道 原作:長谷川伸 編集:宮信太郎 音楽:斎藤一郎 出演:中村錦之助 池内淳子 東千代之介 岡崎二朗 阿部九州男 清川虹子 渥美清('66) これは当に傑作だと思います。観終わると、泣きすぎて目がはれてしまう作品。 内容。沓掛時次郎(中村錦之助)と、弟分の身延の朝吉(渥美清)。時次郎は一宿一飯の恩義によって虫けらのように利用される、やくざの情けなさを身を持って感じているが、元百姓の朝吉は男を売り出すことに夢中だ。その日もわらじを脱いだ一家で出入りが起こった。そして時次郎が止めるのも聞かず出かけた朝吉は一人きりで斬りこみ、絶命してしまうのだった。 一方旅を続ける時次郎は、渡り船で柿をくれた母子とつかの間の道連れとなり、心和

    『沓掛時次郎 遊侠一匹』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ