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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (11)

  • 日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨年10月31日付けでブログで紹介したネタですが、1950年代、三丁目の夕日がまだ明るかった頃の、日社会の実相を、当時の政府資料から改めて確認してみるのも、一興ではありますまいか、ということで、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-97de.html(年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局) 旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろうこの報告書を、ちょっと紹介してみましょう。今ではみ

    日本の伝統的子育てが息づいていた時代の若干の実例: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    zyesuta
    zyesuta 2012/05/06
    国が貧しいとはどういうことか
  • ナチス観の大転換 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    東京大学出版会の広報誌『UP』5月号が届きました。これに載っている雨宮昭彦さんの「システム理論で読むナチズム(上)-ポランニー的課題とポスト大転換システム」という文章は、まだ「上」だけで未完なのですが、大変興味をそそる記述があります。 ひと言で言うと、ナチス像が変わりつつある。ナチス研究のパラダイムチェンジが起こっている、というのです。 >・・・今世紀に入って以降、ナチス期の企業史研究を積み重ねることにより、従来の見方を大きく覆しつつある。統制経済や国家の道具化された経済というナチス経済の見方は後退し、今や、企業など個々の経済的アクターの自由度の大きさが注目されるようになったのである。 この新たなパラダイムによると、ナチス経済はオルド自由主義思想に支えられたものであり、このオルド自由主義こそが >戦後西ドイツ経済の別名となった「社会的市場経済」という論説連合の中でコアコンセプトを提供したオ

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  • 日本型新自由主義(狂童日報さん) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例によって、ブックマーク代わりに、 狂童日報さんの「日型新自由主義」というエントリから、 http://d.hatena.ne.jp/qushanxin/20091024 >90年代以降の自民党が奇妙だったのは、新自由主義型の政治家と、理念的に完全に対決する利益分配型の政治家とが、緩やかに共存してきたことである。実のところ、自民党の支持基盤で新自由主義勢力はごく一部であり(ただテレビでは目立っていた)、公共事業による分配と「日的経営」の雇用保障に利害関心を持つ人たちが圧倒的多数だった。 新自由主義者は、「セーフティネット」の重要性についても口にしてはいたが、自民党の中でほとんど政治的なテーマとして掲げられてこなかったのは、ここに理由がある。つまり公共事業による再分配と日的経営による「企業福祉」が、「セーフティネット」の代替物になっていたので、再分配政策を増税による公的なセーフティネッ

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  • ワークシェアリングの光と闇 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    経営法曹会議からいつもお送りいただいてる『経営法曹研究会報』60号をいただきました。ありがとうございます。正直いうと、経営法曹の皆さんの議論がいちばん肌になじむというか、労働問題の現場の感覚をもちながら、会社を経営する側の感覚をきちんと論理化していこうとするその姿勢が、私には好ましく思えます。 この辺、現場感覚を欠如したまま、紙の上の理屈だけをこね回す手合いの書いたものを読んだあとに経営法曹の方々の書いたものを読むと、やっとまともな世界に戻ってきたな・・・という安心感が湧いてくるから不思議です。 さて、今号の特集は「不況時における労務管理の諸問題」ですが、基調報告とパネル討議のトップは福島正弁護士の「ワークシェアリングの光と闇」、副題は「正社員の賃金と非正規の雇用の相克について」。これが実に面白い。 >この二重構造のままですと、正社員だけのワークシェアリングならできるのかもしれませんが、非

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  • 日本学術会議大学と職業との接続検討分科会資料 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    学術会議の大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会 大学と職業との接続検討分科会の第1回から第6回までの配付資料が学術会議のHPにアップされています。議事要旨はまだです。 http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/daigaku/syoku.html 以下、第2回からの各委員の資料です。 http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/daigaku/pdf/d-2-1.pdf(「キャリア教育の推進は、学校教育の職業的レリバンスを高めるか?」(児美川孝一郎 幹事)) http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/daigaku/pdf/d-2-2.pdf(「大学と就社の接続について」(久憲夫 副委員長)) http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/daigaku/pdf/d-

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  • スウェーデンは「ナチ」か? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    雑誌『オルタ』の7-8月号が「北欧神話?―グローバリゼーションと福祉国家」という特集を組んでいます。 http://www.parc-jp.org/alter/2009/alter_2009_07-08.html この最初の市野川容孝さんと小川有美さんの対談がなかなか面白い。 >小川 ところで市野川さんは『社会』というをお書きになられていますが、北欧にとって「社会」はもっともベーシックなキーワードで、社会(ソーシャル)を抜きにして国家(ステート)は語れません。ただ北欧の場合、国家に対して社会があるとの考えが希薄で、スウェーデン語の「社会」という言葉の中には「国家」の概念が入っているといわれています。社会が解決しなくてはいけないというときは、市民社会だけでなく国家も含め解決しなくてはいけない。この社会と国家の近い関係は、ラディカルな市民社会論の立場からは、「北欧の社会運動や環境運動は飼いな

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  • 趣旨は正しいが表現が政治的に正しくない舛添発言 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだか相当に非難されているみたいですが、 http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009081902000169.html(「怠けている連中に税金使わぬ」 派遣村めぐり舛添厚労相) >舛添要一厚生労働相は18日午後、横浜市内の街頭演説で、昨年末から今年1月にかけて東京・日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」に関し、「(当時)4000人分の求人票を持っていったが誰も応募しない。自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」と述べた。 おそらく発言の趣旨は、働こうとする人々、働くために教育訓練を受けようとする人々にこそお金を渡すべきで、働こうが働くまいが一律にはした金をばらまくベーシックインカムみたいな発想は認められない、という趣旨だったと思うんですね。近年の先進国共通の

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  • リバタリアンな失業給付とボランティア - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「想像力はベッドルームと路上から」さん経由で、 http://d.hatena.ne.jp/inumash/20090418/p1 「THE BRADY BLOG」さんのこういうエントリを発見、そこでの文脈(パンク論)とはまったく別次元で、イギリスの「ウェルフェア・トゥ・ワーク」政策の足下の現実を強く印象づけられました。 http://blog.livedoor.jp/mikako0607jp/archives/51490603.html >「俺がボランティアとして働くのは」 と言って彼はもったいぶって深いため息をつき、意気揚々と演説を始める。 「俺は25年間ボランティアとして労働してきた。対価を貰って労働している人間が、世界や人間のためになる仕事をしているとは思えないからだ。企業がやっていることを見てみろ。みんな環境を破壊することしかしていない。企業の社会貢献なんてことが騒がれるようにな

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  • 医師を増やせば医療崩壊は止まる? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    東京大学政策ビジョン研究センターのHPに載ったコラムが、問題の質をよくとらえていると思いますので、リンクしておきます。 http://pari.u-tokyo.ac.jp/column/column02.html 筆者は、政策ビジョン研究センター准教授の中島勧さんです。 >昨今、医療政策上の問題として、医療崩壊という現象が取り上げられることが多くなっています。医療崩壊とは、主に病院に勤務する医師が退職したことをきっかけとしてある地域の医療体制が維持できなくなる現象を指しています。原因としては、若い医師がきつい医療現場を避けるようになったためとか、医療訴訟が増えているからとか、医療事故を原因として逮捕された医師がいたためなどと言われています。しかし崩壊していると言われる医療機関や診療科を見ると、上記の原因以上に、時間外診療体制の運営が不適切であること、具体的には当直制度により維持されている

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  • 「他人の経験」に学ぼうとする欧州労連 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨日のエントリーの詳細版です。 http://www.etuc.org/IMG/pdf_DO_NO_LET_THE_REAL_ECONOMY_DOWN_Oct_08.pdf >Four lessons from Japan : How to avoid getting trapped into deflation 日からの4つの教訓:いかにしてデフレの罠を避けるか >At the beginning of the 1990s, Japan was facing a similar situation. An asset price bubble had developed and the Japanese private sector had massively built up debt to finance this bubble. 1990年代初頭、日は似たような状況に直面してい

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  • 欧州労連曰く:日本型デフレに陥るな - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日、欧州労連が Do not let the real economy down! 実体経済を落ち込ませるな! と訴えておりますが、 http://www.etuc.org/a/5506 その中で、ここまで言われておりますぞ。 >The autumn 2008 report from the European Trade Union Confederation (ETUC) on the economic situation sounds the alarm regarding the real economy. The economy will continue to decline over next year and unemployment will rise further. With inflation expected to start falling rapidly, p

    欧州労連曰く:日本型デフレに陥るな - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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