1959年東京都生まれ。82年東京都立大学理学部卒業。86年東京都立大学大学院理学研究科化学専攻博士課程中退。東京農工大学農学部助教授などを経て、2007年より現職。博士(理学)。専門は環境化学。共著に『環境汚染化学』、監修に『さよならプラスチック生活』など。 著書 廃棄プラスチックによる環境汚染の深刻化を受けて、日本でもようやく2020年7月からレジ袋の有料化が義務づけられる。レジ袋に対して既に何らかの法規制を実施している国は世界127カ国にのぼることから、日本も遅ればせながらようやくその仲間入りを果たすことになるわけだが、レジ袋の消費量は年間約20万トンで日本の年間廃棄プラスチックの総量の2%程度に過ぎない。レジ袋規制は生活に馴染みのあるところに規制を入れることで、国民のプラスチック廃棄に対する意識改革を図るというシンボリックな意味合いが大きい。それを入り口に「プラスチックとは何か」を