横浜市と東京ガスは8日、太陽光発電パネルを設置した市立小中学校6校で余った電力を、市内の図書館に供給する全国初の取り組みを11月から始めたと発表した。週末や夏休み中の発電分が学校で消費しきれていなかったといい、再生可能エネルギーの有効活用につなげる。 市によると、電力会社の送電網を使い、最も大きい市中央図書館に供給する。来年3月ごろまでに計25校に拡大して年約45万2千キロワットを供給予定で、中央図書館の年間電力使用量の約23%をまかなう計算だという。
世界的建築家の安藤忠雄さんが子どものための図書館を北海道大学に寄贈することになり、7日に関係者による締結式が行われました。 締結式には北海道大学などの関係者のほか安藤さんがオンラインで出席しました。 安藤さんは子どもたちにのびのびとした環境で本に親しんでもらいたいと、「こども本の森」と名づけた図書館を全国の自治体に寄付しています。 今回は去年12月に北海道大学に提案し、実現することとなりました。 施設は北海道大学の南門の近くを予定していて、設計や建築の費用は安藤さんの建築事務所が負担をするということです。 3年後の2026年夏に完成する予定で、建設後は札幌市が市民の協力を得ながら市営の図書館として運営することにしています。 安藤さんは「戦争や自然環境の変化など、世界規模で物事を考える時代となっている。大自然に囲まれた北海道で地球や自然について本を読んで学び、新しいことを考えられる子どもたち
2023年10月26日、埼玉県が、「新埼玉県立図書館基本構想」を策定したと発表しました。あわせて県民からの意見募集結果も公表されています。 同構想は、令和3年度の「新しいタイプの図書館検討有識者会議」における議論をベースとして、県政世論調査や県民ワークショップ、「新埼玉県立図書館基本構想検討専門家会議」での議論を経て取りまとめられました。 構想では新たな県立図書館の方向性、目指す図書館像、重点機能と主なサービスが示されています。 新埼玉県立図書館基本構想の策定及び県民コメント(意見募集)の結果について(埼玉県, 2023/10/26) https://www.pref.saitama.lg.jp/f2215/toshokan/sinkenritu-kihonkoso-officially-announce.html 新埼玉県立図書館基本構想 [PDF:1,644KB] https://ww
公園と図書館去る10月24日に横浜のパシフィコ横浜で開かれた図書館総合展でのARGのイベント「図書館×公園」でもっと考えたいことに出るために横浜に向かう途中に,池袋から東武東上線に乗って上板橋駅近くの板橋区立中央図書館に立ち寄った。ここが,最近できた,公園に面した図書館と聞いたからである。 駅から数分で公園に近づくとわあわあというたくさんの子どもたちの声が聞こえるのが新鮮だった。田舎暮らしの身では久しく体験できなかったものである。天気も上々で広い公園で遠足にでも来たのだろう,小学校中学年くらいの子どもたちが百人以上も元気に遊んでいた。近くの幼稚園か保育所の子どもたちも遊んでいる。(子どもを「元気に遊んでいる」と記述するのはステレオタイプかとも思うが,そのように表現せざるをえないような情景だった。) 講演の一角に図書館が建っていた。これも今風の建築でなかなかスマートで気持ちがいい。公園から図
第1期は、1981年から2020年の神奈川の出来事について「国内・国際」「政治・行政」「財政・経済」「社会・文化」「その他」の5つのカテゴリで構成される年表にまとめていただきました。 受講生お一人につき4年分の年表を作成し、年表作成にあたってどのような視点を重視したかや気づいたことなどを「扉」としてまとめています。 なお、受講生が作成したものをそのまま掲載しています。記事の内容には個人の意見や感想が含まれます。 第1期成果物 1981年から1984年まで 扉:横浜都心再開発と冷戦後期の県下米軍基地(PDF形式:478KB) 年表:1981年から1984年まで(PDF形式:1.16MB) 1985年から1988年まで 扉:池子米軍住宅計画と 21 世紀のまちづくりの萌芽(PDF形式:673KB) 年表:1985年から1988年まで(PDF形式:965KB) 1989年から1992年まで 扉:
戸塚図書館(油谷理香館長)が11月1日(水)で、開館45周年を迎える。当日は子どもから大人まで幅広く楽しめる記念企画を実施し、今後もイベント開催や読書活動の推進などで地域住民の「第三の居場所」を目指す。 同館では、今年初めから企画準備を開始。各世代が楽しめるように用意されたのは、小学生向けに怪談絵本を読み聞かせする「秋のこわ〜いおはなし会」(募集終了)、「紙で残す」ことを主軸に地元写真店店主が語る「写真の楽しみ方」、郷土資料『ふるさと戸塚』の朗読と執筆者による解説の3つ。 担当した司書の間藤法子さんは「地元の方の協力を得て企画を実施するのは珍しい。たくさんの人に楽しんでもらえれば」と話した。企画はすべて先着順、参加無料。申し込みは同館【電話】045・862・9411。 コロナ禍、読書離れをばねに 戸塚図書館は1978年、横浜市内で4番目に開館。市内初のコンピューターによる貸出システムを導入
~案内チラシより~ 図書館ビジョン学習会 Part2 私たちの図書館への要望は? 横浜市教委は、図書館ビジョンの素案発表を12月に 先送りしながら、年度内策定の方針を変えず、市会での要望に対しても、パブコメ以外の 市民意見聴取は予定していません。 学習会 2 回目は、市の財政方針をふまえた上で、 私たちの要請事項を検討します。 日時: 年 10 月 30 日(月) 18:30~20:00 会場: かながわ県民センター 3 階 305 会議室 参加費・資料代 ¥300 主催 : 横浜市図書館ビジョンを考える市民連絡会 事務局団体 図書館問題研究会 神奈川支部 ・市民が傍聴でき市民代表も含んだ、公開の審議会 での検討を。 ・図書館の新増設を。 ・公共図書館による学校図書館支援を位置付けて。 ・鶴見図書館の豊岡小学校への合築は、PFI? 問合せ・申込 塚田 090-8840-9835 ~関連資料
米国発の「読書家の時間」をオンラインでどう実現できるか? 「ヨンデミーオンライン」という月額定額制の読書教育サービスを提供するYondemy。同社のアプリを使い始めると、動画やゲームにばかり夢中で本を読んだことがなかったような子どもが、毎日自ら本を読むようになると、注目を集めている。 大きな特徴は、子どもの好みだけでなく読書レベルに合わせて選書を行う点にある。学校の推薦図書などは学年ベースで選書をするケースが多いが、同社は独自に分析した絵本や児童書のデータとAIの活用によって、個々の読書レベルに応じて本を薦める。 具体的には、AIの「ヨンデミー先生」というキャラクターが子どもの日々の選書をサポートするほか、チャットで本の楽しみ方や感想の書き方を毎日数分ずつレクチャー。子どもはヨンデミー先生と接するうちに読書に対するモチベーションが高まり、本を手に取るようになるという。
9月30日(土)に、東京渋谷の実践女子大学でJissen Librarianshipの会 特別シンポジウム 「公共図書館の地域資料サービス:日野市立図書館の実践から考える」が開かれた。これに、元小平市立図書館長蛭田廣一氏、前日野市立図書館長清水ゆかり氏とともに登壇して、私は「日野市立図書館市政図書室の21世紀的意義」と題するお話しをさせていただいた。お二人とも、三多摩地域資料研究会を通じて四半世紀になるお付き合いで、さまざまな刺激を受けて私はこの分野の重要性を問い続けてきた。2018年3月には「図書館はオープンガバメントに貢献できるか」の公開シンポジウムを開き、その報告をブログ上で行っている。 蛭田さんは地域資料関係の本の執筆や講演を続けているこの分野のエクスパートで、地域資料サービスの全体像と小平市立図書館がいろいろと革新的な地域資料サービスを実施してきたことについてのお話しがあっ
知識の集積所、図書館。そこには書籍・雑誌だけでなく、新聞や視聴覚資料のほか、その土地の郷土資料なども収蔵されています。今回〈川崎の人間〉は〈横浜のエルフ〉と一緒に、2022年に新しい本館が開館して再びスタートを切った「神奈川県立図書館」(横浜市西区)へと足を運びました。 そこで〈横浜のエルフ〉が手に取ったのは「神奈川県史」。1967(昭和42)年に神奈川県政100年記念事業として編さんが始まった、神奈川県の歴史に関する全39巻の史料です。記憶というものは何かに書き記して残し、そしてたびたび見直さないと、人間であろうとエルフであろうとだんだんと薄れ消えていってしまうもの。〈横浜のエルフ〉のいう通り、神奈川県史の続き、ちょっと欲しいですよね。80(同55)年以降の出来事が書かれた40巻から先が出るとしたら、どんなことが書かれるのでしょう。(文/担当編集・岡谷 拓郎) かつて住処(すみか)の森を
2023年は、いわゆる「中小レポート」から60年目に当たる年である。 すなわち、1963年に日本図書館協会が出版した中小公立図書館運営の指針である『中小都市における公共図書館の運営』 から60年になる。このレポートでは公共図書館の本質的機能は資料を求めるあらゆる人々やグループに無料で資料を提供することとしたのである。しかし、今日では「貸出中心主義」は相当程度に制度疲労を起こし、利用者からは新しい「公共図書館像」が求められている。 また、2013年にカルチュア・コンビニエンス・クラブが初めて指定管理者となって佐賀県の武雄市図書館を開館してからちょうど 10年になる年でもある。「滞在型図書館」への転換という意味で象徴的な意味をもつ「武雄市図書館」は公共図書館の世界に何をもたらしたのであろうか。 2014年に電子図書館をスタートさせていた札幌市が2018年にオープンした「札幌市図書・情報館」はあ
※この行事は終了しました。皆様ご参加ありがとうございました。 山口県図書館協会では、図書館と読書への関心を高め、県内の図書館の利用促進を図るため、毎年「図書館振興県民のつどい」を開催しています。 今年は、山口県立山口図書館の開設120周年・建築50周年記念事業の一環として実施します。 ※この行事は、「やまぐち文化プログラム協賛事業」です。 ポスター 日時 令和5年10月22日(日曜日) 9時から17時まで 会場 山口県立山口図書館(山口市後河原150-1) 主催 山口県図書館協会、山口県立山口図書館 後援 山口県大学図書館協議会、山口県学校図書館協議会 内容 開会行事・図書館事業功労者表彰 対象:どなたでも時間:13時から13時10分まで場所:1階 レクチャールーム 講演会「山口県の図書館の未来を語ろう」(要申込)) 講師:岡本 真 氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)対
名古屋市図書館では、2023年10月29日(日曜日)に、「Book Mobile サミット」を開催します。 「本を届ける」とはどんなことなのか、楽しみながら考えるイベントです。 鶴舞公園に、全国から自動車図書館(移動図書館)が集まります。移動本屋もやってきます。 前日の10月28日(土曜日)には、ワークショップ「つくってみよう一箱本棚」も開催します。 作った本棚は、29日にサミット会場で展示します。 【Book Mobileサミット】 開催日時:2023年10月29日(日曜日)午前10時から午後3時 【公園会場】自由にご覧いただけます 場所 :ツルマガーデンarea1東側通路 車両出展:6台のBook Mobilと1台の移動式本屋が集合します。 名古屋市図書館、各務原市立中央図書館、近江八幡市立近江八幡図書館、ブックカフェ号「そらまMEN」、移動式本屋「BOOK TRUCK」 一箱本棚展
9月28日夕方に専修大学で日本出版学会出版産業研究部会主催の大場博幸氏(日本大学文理学部)の「公共図書館の所蔵および貸出は新刊書籍の売上にどの程度影響するか:解説と補足」と題するセミナーが開かれて出席した。これは、『日本図書館情報学会誌』掲載の同氏の論文を元にするもので、すでにそれについてはこのブログで触れたが論文自体についてはコメントしていなかった。論文はまだエンバーゴ期間中であって、会員であるか、図書館に行かないと読めない。 大場博幸「公共図書館の所蔵および貸出は新刊書籍の売上にどの程度影響するか:パネルデータによる分析」日本図書館情報学会誌/69 巻 (2023) 2 号 大場氏の論文は、ある程度こうした計量的な分析に慣れていないとなかなか読みこなすのは難しいものだが、私も含めて一般の人にも分かりやすい解説がされていてありがたかった。約1時間の解説はいずれ動画として公開されるそうなの
このたび、JPICでは公益社団法人 日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局と連携して、書店・公共図書館・出版社・著者・自治体の関係者に参加頂いた「対話の場」を開催することになりましたので、ご案内いたします。 なお、当日の会議の模様は、事前に傍聴登録された方を対象に、YouTube 文部科学省会議専用チャンネルにてライブ配信いたします。詳細は以下の案内をご確認ください。 1.開催趣旨 全ての国民があらゆる機会と場所において書籍に触れ、読書を行うことができるよう、文化拠点としての書店等の振興、子供の読書活動、文化活動の推進等につながる取組を支援するとともに、著者、出版社、書店と図書館との共存・共栄による新たな価値創造を推進することが必要である。これを踏まえ、以下のとおり対話の場を開催し、関係者の連携促進を図る。 2.開催日時 第1回 令和5年10月3日(火)14:00~16:00(オンライン
書店議連・書店振興策に関する議論 2023年9月21日 薬袋 秀樹 〇『朝日新聞』記事と私の対応 秋の学会大会に向けて準備を加速しようと思っていたところ、8月28日に『朝日新 聞』記事「図書館の人気本所蔵 どこまで」が掲載されました。 この問題に関する従来の議論を継承する立場と思われる記事で気になりました。そこ で、9月12日に下記の記事をを「図書館の基礎知識:ブログ」に登録しました。 「『朝日新聞』記事:「人気本所蔵 どこまで」(23年8月)ほか」 (http://toshokanron.jugem.jp/?eid=269)。 ほかに、下記の2点を登録しました。 「書店に対するビジネス支援の取り組みを」 (http://toshokanron.jugem.jp/?eid=267)。 「小田光雄氏の出版流通論の要点」 (http://toshokanron.jugem.jp/?eid=26
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く