さて、鳩山由紀夫首相の偽装献金問題をめぐり、首相の87歳の母はすでに、東京地検特捜部に「利息もないし、返済もないので、贈与と言われてもしょうがない」などと記した上申書を提出しています。この問題では、首相の実姉も参考人聴取を受けており、元公設第一秘書と元政策秘書は政治資金規正法違反の罪で立件される見込みです。こんな首相は憲政史上、前代未聞だと思うのですが、鳩山政権の危機感は薄そうですね。鳩山首相自身も「国民はきっと理解してくれる」と信じているのでしょう。 それはさておき、今回はこの「公人の中の公人」であるはずの鳩山首相の「政治とカネ」の問題をめぐる政府答弁書を紹介します。木で鼻をくくったような、という表現がありますが、その典型を見るようで興味深いからです。まあ、具体的に回答すると墓穴を掘ることになるので、こういう風にしか答えられないのかもしれませんが。まずは、自民党の鴨下一郎氏の質問主意書に