inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 先陣を切ったのは、中国メーカーだった。 中国の独立系自動車メーカー第2位、BYDオートは12月15日、プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)「F3DM」の販売を開始した。 PHEVは、家庭の電源からも充電可能なハイブリッド車(HV)。いわば従来のHVを電気自動車寄りにしたもので、燃料消費、排出ガスがさらに少なく、次世代エコカーとしてトヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、ゼネラル・モータースなど各社が開発を競っている。 これらのなかで最も先行していると目されるのがトヨタで、同社は当初2010年としていた市場投入予定を09年に繰り上げた。BYDオートはそのトヨタを出し抜き、“世界初の量産PHEV”という栄誉を勝ち取ることとなった。 BYD