⇒教えて!終風先生! 山本七平を理解するとその反射でわかるのでしょうか? 修辞的な疑問なんだろうと思うので間接的に答えさせてくださいな。 「山本七平を理解する」とはどういうことか? 彼の息子さんはこう、父、七平を理解している。 ⇒「 父と息子の往復書簡―東京…ニューヨーク: 山本 七平,山本 良樹: 本」 父よ。あなたも私には、敗戦後の日本から出発した「失われた日本の子ら」の代表である。あなたがその「ありのまま」を語らないなら、私がそれを語ろう。 「ありのまま」の父。それは、私がまだ日本にいた頃見たあなたの姿だ。父上。あなたはある晩、麹町のマンションのソファーの上で泥酔し、泣いていた。あなたの行った、否、行かされた戦争のために、白髪を震わせて泣いていた。「あの時、部下が言ったんだ。少尉殿は休んでいて下さい。私達が行きますから……。それで……部下達は皆、射たれてしまった。あの時、少尉殿って、
献本御礼。一通り検索の技術トレンドを押さえ、日本にもニッチ市場をみつけて頑張ってるベンチャーがあることを知るにはいい1冊。いいバランスでパーソナライズ、位置情報、P2Pなどのトレンドを押さえつつ、情報大航海プロジェクトについて詳しく取り上げている。ただ「日の丸ITが世界を制す」という副題には納得できない。どれも「日の丸ITも世界に互し得る」とか「日の丸ITが日本を制す」といった話ばかりだからだ。 取材先の方々は何れも優秀で魅力的なのだが、入れ込み過ぎて彼らと同じ隘路に嵌っているようにもみえる。ジャーナリストとして、もっと引いた目線も必要ではないか。佐々木さんは結局、日本にも賢い若手技術者の集うエッヂの効いた企業がありますよ、情報大航海って誤解されているけど中身のあるプロジェクトですよ、としか書いていない。欲をいえば本書のタイトルであれば、日本の大手ベンダやITベンチャーが世界に出て行けない
昔、NTTの人にこんな話を聞いたことがある:1970年ごろ、研究所でデータ通信として2つの方式が実装された。一つはX.25のようなコネクション型で、これが電電公社の「データ通信」になった。もう一つは、コネクションレスのデータグラム(パケット)型だった。TCP/IPが実装されたのは1972年ごろだから、これは世界で初めて実際に動いたパケット通信だった。彼は「せめて両方やらせてほしい」と上司に提案したが、データグラム型の開発は中止された。あのまま進めていれば、NTTがインターネットの生みの親になっていたかもしれない。 NTTに限らず、日本の大企業には「中央研究所」で基礎研究から製品開発までやるところが多いが、本書はそうした「クローズド・イノベーション」の時代は終わったと論じている。その一つの欠陥は、上の例にみられるように、経営者が研究開発をコントロールするため、false positiveに
2007年10月30日01:15 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 少子高齢化を学ぶ格好の一冊 - 書評 - 人口学への正体 実に面白かった。 人口学への招待 河野稠果 と同時に、本書の示唆する未来--日本、だけではなく人類の未来--に、軽い寒気を禁じ得なかった。 本書、「人口学への招待」は、副題に「少子・高齢化はどこまで解明されたか」とあるとおり、人口動態を分析するための科学、すなわち人口学の本。この人口学、現時点においては psychohistory に最も近い学問なのではないか。 目次 序章 - 人口問題 -- 急増から激減へ 第1章 人口学の基礎 第2章 生命表とその応用 第3章 少子化をめぐる人口学 第4章 人口転換 -- 「多産多死」から「少産少死」へ 第5章 生殖力と出生率 -- 生物的・行動的「近接要因」 第6章 結婚の人口学 -- 非婚・晩婚という日本的危機 第7章
http://anond.hatelabo.jp/20070821000854 博士が就職難で、その理由はコミュニケーション能力や協調性欠如などと新聞に踊っているが、 新聞はなんで根拠も無しにあんなことを書いているんだろうか? 完全に名誉毀損だろう。 博士の就職が難しい理由なんて、普通の会社で3年過ごせばすぐわかることだろうに。 原因は日本の会社風土にあるってことでも説明してみっかな。 日本人はプライベートと仕事をあまり区別しない。 お酒の相手も仲の良い有人ではなく、同じ会社の社員と飲む。 終身雇用前提だから、社員は一生その会社で人生を過ごすことを想定して仕事してる。 年功序列だから、上司は無能が多いし、無能でも給料はおおよそ平等に貰える。 天下りみたいなのも普通にあって、幽霊老人社員とかいるわけよ。 そんなんでも会社は余裕でまわる。 税金工事みたい発注がいっぱい来るからね。 自由競争市場
1 : のびた(神奈川県) :2007/07/15(日) 23:35:29 ID:jcY9tNgD0 ?PLT(12223) ポイント特典 変化する日本語 「全然、大丈夫です」―。口に出して、しまった、と気付きます。ところが先日、大阪市内で講演した テレビでもおなじみの杏林大教授・金田一秀穂氏によると、現時点では間違った用法ではないそうです。 否定形につながるとされる「全然…」は昭和初期に定まったようで、文豪・夏目漱石も 「全然、大丈夫」を使っていたといいます。要するに、生きている日本語は常に変化しているということです。 「だらしない」は本来の「しだらない」をひっくり返したら意味が強調され、使うようになった話は有名です。 ただ、こうなると正しい日本語はあるのかと疑心暗鬼に陥ります。金田一氏は、相手に通じる日本語が正しいと定義します。 つまり、聞く側にとって心地いい言葉です。私たちは相手と
風呂につかりつつ海外(米国)と日本のゲーム嗜好の違いについて考えたけど、全くまとまらないので断片を並べてみる。 1.海外 - 「Doom」 1993年の「Doom」がFPS隆盛の始まり 「Doom」ヒットの下地 - PCの普及率の高さ、銃文化、ネットワーク対戦 A. PCの普及率 - 確定申告を自分でやる国(過去に表計算ソフト戦争あり)。ネットワーク対戦、マップエディタ、改造などはPCならでは。 B. 銃文化 - 銃に対する思い入れは日本人の比ではない。 C. ネットワーク対戦 - ネットワーク対戦の早期確立。ゲームをプレイする原動力に対人戦を据えるのは効果大。 2. 日本 - 「ドラクエ、FF」 ドラクエIIIが社会現象化 → RPGがゲームの花形という認識の確立 A. 日本人は謎解きが好き? アドベンチャーゲームに始まり、マリオ、ゼルダ、ドラクエ、FF… 「謎解き」要素がヒットの要 B
政府が海外の日本食レストランを認証する制度を設ける計画は、取りやめになったらしい。農水省委託の「有識者会議」(またかよ)がまとめた基本方針で、「日本食の定義付けは難しい」という理由だそうだが、どうもあちこちから反発があったらしい。提唱者は某大臣だそうだが、最近いろいろとめんどくさいことになってるし、こんなことやってられんという事情もあるんだろう。で、各国・地域の実情に応じて民間組織が判断するようにするとか。 なぁんだ民間がやるのか。それなら誰がやったっていいじゃん、というわけで、自他ともに認める食音痴の私も参入して、個人的に「正しい日本食」を認証してみることにする。「日本食レストラン」だといろいろ差し障りがあっていかんと思うので、あくまで「日本食」ということで。まあ、「ドラフード」みたいなもんだな(あれは「政府」なのか一応?)。 実は私も、某大臣ほどではないが(海外に行ったら現地のものを食
1 : すくつ(catv?) :2007/03/14(水) 10:24:13.71 ID:Ev/s5rzV0
映画「それでもボクはやってない」が昨日から公開され、話題になっている。私は見てないが、ちょうどそのストーリーを裏書するように、強姦事件で有罪判決を受けて服役した人が実は無実だったと富山県警が発表した。まるで日本では、無実の人がバンバン犯罪者にされてしまうみたいだが、これは本当だろうか。 こういうとき、よく引き合いに出されるのが、有罪率99%という数字である。たしかに日本の裁判で無罪になる率(無罪件数/全裁判件数)は94件/837528件=0.01%(2004年)で、たとえばアメリカの27%に対して異常に低いように見える。だが、アメリカの数字は被告が罪状認否で無罪を申し立てて争った事件を分母にしており、同じ率をとると日本は3.4%になる(ジョンソン『アメリカ人のみた日本の検察制度』)。 これでも十分低いが、これは日本では「逮捕されたらすべて有罪になる」ということではない。送検された被疑者
【検証・日中首脳会談】「予定調和外交」から脱皮 (iza産経新聞 2006/10/13) ◆想定問答無視、聞き役に回らず 文書破棄も覚悟、譲歩引き出す 首相として5年ぶりの訪中を果たした安倍晋三首相。日本との関係修復を急ぐ中国は国賓級で首相を迎え入れ、8日の北京は歓迎ムード一色に染まったが、水面下ではギリギリの駆け引きが続いていた。北朝鮮問題などをめぐり、東アジア各国が外交戦略の転換を迫られる中、外務省が主導してきた「予定調和」の日本外交が終焉(しゅうえん)したことは間違いない。(石橋文登) ▼幻のあいさつ 8日夕、温家宝首相主催の晩餐(ばんさん)会の直前。胡錦濤国家主席らとの一連の会談を終え、人民大会堂内の一室でひと息ついていた首相の表情がサッと険しくなった。 外務省高官が「中国側の意向」として、あいさつの修正を求めてきたのだ。 「なぜ私のあいさつの内容を中国側が知っている
1 名前:ポリリーナφ ★ 投稿日:2006/07/17(月) 11:20:55 ID:??? 盧大統領「日本とは対決しなければならない」 「米国は友邦なので厳しく責めることは出来ないが…」 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が今月11日に行われた与党ヨルリン・ウリ党の指導部および国会の統一外交通商委員会に所属する議員らとの晩さん懇談会で行った発言が波紋を呼んでいる。 一部新聞は懇談会出席者の証言を引用し、盧大統領は「ブッシュ米大統領が北朝鮮問題を善と悪の対立概念で見ているため、説得が難しくなっている。米国は友邦なので厳しく責めることは出来ないが、日本とは対決しなければならない」と語ったという。 ソース:朝鮮日報 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/07/17/20060717000017.html 9 名前:(´・
変見自在 (週刊新潮 2006/07/13 146P) 「似非日本人」 帝京大学教授 高山正之 (略)米国と同じに豊かで教育の高い日本にもアジア、とくに朝鮮などから多くの人が流れ込んできた。 ただ彼らは米国でのようにグリーンカードで苦労することはない。 日本に留学すれば、週二十八時間のアルバイトが許されるが、それを無視してフルタイムで働いてもだれも文句は言わない。 卒業すれば、希望者のほば半数が就職でき、そのまま居つくこともできる。 日本人学生の就職率が七割前後だというのに。 さらに市民権、つまり帰化するのに試験もない。日の丸を振って日本に忠誠を誓う儀式もない。 民団幹部は「米国で市民権を得たら親族中でお祝いする。それが日本だと、まあそれもいいかくらいの受け止め方」だと。 感謝の気持ちもなしに帰化した彼らは、芸能界やマスコミなどで多く活動している。 あるときのNHK紅白歌合
「音楽が好き」というすべての読者に質問したい。最近、自分のCDコレクションに新しいアーティストのコーナーが加わっただろうか。注目の新人アーティストは?と聞かれて即座に2つや3つ、名前が挙げられるだろうか。思わず返答に詰まってしまったあなた、Last.fmはそんなあなたの救世主かもしれない。 「新しい音楽と出会う機会を作りたい」という目的からはじまったLast.fmは、英国発の音楽ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。欧米を中心に、200万人以上の登録ユーザーを抱える音楽SNSの草分けだ。その特徴は2つ。 ひとつは、SNSとしての機能。友人とつながっていけるのは通常のSNSと同じだが、Last.fmは自分の好きな音楽、聞いている音楽を登録していける。これにより、音楽の趣味が似ている人を探して、聞いている音楽をのぞいたり、コミュニケーションをとったりできる。 もうひとつの特徴は、インタ
amazon.co.jpで買えない(今は買える)というのが、話題になった本。 内容的には、ズバリ「トンデモ本」です。 長くなったので二つに割りました。こちらは本論。各論はこちら。 % % % % % % % % % % % % % % % % 本物の陰謀に興味があるかたは こちらの本をご参照ください。 % % % % % % % % % % % % % % % % [1] 先ずは、未読の読者のために概要を説明すると同時に、この本の「構造」を確認しておきましょう。 この本全体のメッセージは次の一節に最も良く現れていると思います。日本の法改正や制度改革の決定プロセスには、米国の介入を許すようなメカニズムが存在しているのかもしれない。そしてどうやらわたしたち一般の国民は、そのことをきちんと知らされているわけではないらしい。(p.50)実際、個々の法改正・制度改革がアト・ランダムに出てくるのですが
北朝鮮のミサイル発射に対する日本政府の対応について、韓国大統領府が批判的な声明を発表したというニュースが日本のメディアでも繰り返し報道されています。例えば朝日新聞の記事は次のように伝えています。 韓国大統領府は9日、ホームページに掲げた文章で北朝鮮のミサイル発射への対応に触れ、「強いて日本のように未明から大騒ぎする必要はない」とし、日本の対応に否定的な見方を示した。韓国政府の対応が消極的だとする野党や保守系メディアの批判に反論する中で言及した。 ところが驚く無かれ、大統領府の声明の原文のどこを探しても、「大騒ぎ」という言葉は書かれていないのです。ではなんと書かれているか。声明を原文に忠実に翻訳すると、次のようになります。 「敢えて日本のように夜明けから馬鹿騷ぎ(야단법석)をしなければならない理由は無い。」 韓国語で「大騒ぎ」に相当する表現は「소란을 피운다」を使います。「賑やかに騒ぎ立てる
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/6/60/50/4166605003.shtml 正直、私には、つらい本だった。 本書に描かれている内容はほぼ全面的に論理的に一貫しており、米中の狭間にある日本の現状をしっかり見極めつつ日本があるべき状態を説く。描かれている理屈のひとつひとつに直面している事情を当てはめ、まあなるほどそういう考え方もあるねと首肯することしきりである。 で。 福田氏の描く理想郷としての日本、そこに到達すべき道を具体的に考えてみましょう、どう実践しようか、と、はたと考えたとき、途方に暮れる。いまある日本から一歩本書の示す状況へと寄り添おうとするときの苦労を考えると「えー」とか思う。中国との「距離感」にせよアメリカへの「対応」にせよ、右肩上がりでない日本が米中日お互いの譲歩なしに立ち位置を是正する方法を見繕うことが出来ない。外交、
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