対テロ戦争で勝利の鍵を握るのは数学者?(上) 2004年10月15日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2004年10月15日 ニュージャージー州ピスカタウェイ発――9月、思考する男女の一団がラトガーズ大学に集まって、秩序理論――抽象数学の一部門で、階層型の関係をテーマに扱うもの――をテロとの戦いにいかに応用すべきかを検討する会議を開いた。 概念の格子と部分的に秩序ある集合の世界に住む人々が、バグダッドの通りやパキスタン北部の人里離れた山岳地帯で繰り広げられている戦闘に影響を及ぼせると考えるなど、馬鹿げた話だと思えるかもしれない。しかし、テロとの戦いはサイバースペースでも行なわれているし、パキスタンのラホールから米国のロサンゼルスまで、様々な人の心の中でも行なわれている。数学者はまさに、そうした抽象の領域に精通している。 会議の開催場所となったラトガーズ大学にある研究機関、『離