讃岐うどんで知られる香川県で、ごみとして捨てられるうどんを使った発電事業が行われている。「うどん県。それだけじゃない環境県」を合言葉に、「うどん発電」に挑戦する人々を訪ねた。 メタンガスが発生 直径8メートル、高さ8メートルの巨大タンクの外付け階段を上り、小窓から中をのぞくと、ドロドロとした茶色の液体の水面で、いくつもの泡がはじけていた。高松市香南町の産業建設機器メーカー「ちよだ製作所」。同社の尾崎哲夫さん(42)によると、タンク内の廃棄うどんが発酵し、メタンガスが発生しているのだ。このガスを燃料に、約1億円をかけて同社が開発した発電システムで電気を生み出している。 同社は、廃棄されるうどんを有効活用して資源循環を目指す団体「うどんまるごと循環コンソーシアム」の一員として、製麺会社やうどん店からごみとして出るうどんを回収。水と混ぜて細かく切断後、37度に保ち、メタン菌を含んだタンクで混ぜな
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