「イスラエルとの平和条約破棄」=新政権主導へ意欲−エジプト・ムスリム同胞団 「イスラエルとの平和条約破棄」=新政権主導へ意欲−エジプト・ムスリム同胞団 【カイロ時事】エジプト最大のイスラム原理主義勢力、ムスリム同胞団の最高幹部の一人でカイロ大学教授のラシャド・バイユーミ氏は2日までに、ムバラク大統領退陣後の政権で主導権を握ることに強い意欲を示し、エジプトが1979年にイスラエルと締結した平和条約を破棄するほか、米国の援助拒否、シャリア(イスラム法)導入など、政策の抜本的修正を目指す意向を表明した。バイユーミ氏は同胞団内で最高指導者に次ぐ幹部3人の1人。時事通信のインタビューに対し、同胞団の一致した見解として明らかにした。 欧米諸国は親米ムバラク政権の退陣後のイスラム勢力台頭を懸念しており、バイユーミ氏の発言は欧米側を一層警戒させる材料になりそうだ。 同氏は「最高憲法裁判所長官と協議し、
普天間「ちっぽけな問題」=民主・石井氏 普天間「ちっぽけな問題」=民主・石井氏 民主党の石井一副代表は17日夜のBS11の番組で、「昨年は後ろ向きな話ばかりだった。尖閣(諸島沖)で漁船がぶつかったとか、やれ政治とカネだとか、やれ(米軍)普天間(飛行場移設問題)だとか。そんなことは、どちらかと言うとちっぽけなことだ」と述べた。 菅直人首相が意欲を示す税制と社会保障制度の一体改革の重要性を強調する中で出た発言だが、沖縄県民をはじめとして世論の反発を招きそうだ。 また、石井氏は春の統一地方選について「ここで(議席を)倍増したいぐらいに思うが、その夢は今度は果たせないだろう。現状維持をどうするかと、それなりの戦いをしていかなければならない」と述べ、厳しい見方を示した。石井氏は党選対委員長就任が内定している。(2011/01/17-23:37)
「同じ供述を」と誘導=石川議員再聴取で特捜部−公判に証拠申請・陸山会事件 「同じ供述を」と誘導=石川議員再聴取で特捜部−公判に証拠申請・陸山会事件 小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が検察審査会の起訴相当議決後、元秘書の衆院議員石川知裕被告(37)を再聴取した際、「検察と小沢さんの利害は共通している。小沢さんを不起訴にするには、前と同じ供述にした方がいい」などと、自白を迫る誘導的な取り調べをしていたことが14日、関係者の話で分かった。石川被告が聴取内容を録音しており、同被告側は公判前整理手続きで、書面化したやりとりを証拠申請した。 東京第5検察審査会は昨年4月、小沢氏を起訴相当と議決。関係者によると、議決を受けた再捜査の一環として特捜部は、同5月17日に石川被告から再聴取した。石川被告は持参したICレコーダーでひそかに録音していた
「やることやり玉砕」=菅首相の思い代弁−伸子夫人 「やることやり玉砕」=菅首相の思い代弁−伸子夫人 菅直人首相の伸子夫人は12日午後、日本外国特派員協会で講演し、「でき得ることをやって玉砕するのはいいが、(内閣)支持率が低いと批判されて(首相を)辞めることはあり得ない」と述べ、首相の政権維持への意欲を代弁した。 伸子夫人は、政治についても首相に率直に意見することで知られ、首相から「戦友」と言われるほど。伸子夫人は、日ごろのサポートについて「本人は『国会も嫌だけど、あなたとけんかするよりはましかもしれない』と言って国会に出掛けるから、それがサポートかも」と語った。 また、「生まれ変わったら首相ともう一度結婚したいか」と問われ、「もう一回、同じことをしても面白くないから結婚しない」ときっぱり。会場の笑いを誘った。 (2011/01/12-17:23)
EUの対中武器禁輸、近く解除も=英国など態度軟化−仏紙 EUの対中武器禁輸、近く解除も=英国など態度軟化−仏紙 【パリ時事】30日付の仏紙フィガロは、1989年の天安門事件後に欧州連合(EU)が発動した中国への武器輸出禁止措置が、2011年の早い時点で解除される可能性があると報じた。EU内ではフランスやスペインが解除に前向きだったが、反対していた英国、オランダ、ドイツなどが態度を軟化させつつあるという。 EUのアシュトン外交安全保障上級代表(EU外相)に近い筋の話として同紙が報じたところでは、今月開かれたEU首脳会議で、武器禁輸が外交・防衛分野で対中協力の「主要な障害」となっており、「現実的な結論を出して前進すべきだ」との報告が各国に提示された。 これに関連してAFP通信は、EU外交筋の話として、11年1月中旬にハンガリーで開催されるEU非公式外相会合で、対中武器禁輸が取り上げられる可
「犯罪者の人格尊重」に言及=劉暁波氏を念頭か−ラジオ対話で中国首相 「犯罪者の人格尊重」に言及=劉暁波氏を念頭か−ラジオ対話で中国首相 【北京時事】中国の温家宝首相は26日、「国民生活を尊厳あるものにするため、憲法に基づく自由と権利の保障、法の下の完全平等、弱者の生活保障、犯罪者を含む個々人の人格の尊重に努めなければならない」と言明した。中国政府は、今年のノーベル平和賞を受賞した民主活動家、劉暁波氏(国家政権転覆扇動罪で服役中)を「犯罪者」と断罪。「犯罪者の人格尊重」に触れた温首相の発言は内外で波紋を広げそうだ。 一方で温首相は犯罪者について「教育と支援を通じ、新たな人生を導くことが私の尊厳に対する理解だ」とも述べ、教育を通じた更生の必要性にも言及した。 温首相はこの日、中央人民ラジオの番組に出演し、リスナーと対話。今年3月の全国人民代表大会(全人代)で温首相が読み上げた政府活動報告で
移民1000万人受け入れを=「人口激減」日本に政策提言−シンクタンク 移民1000万人受け入れを=「人口激減」日本に政策提言−シンクタンク 移民政策に関するシンクタンク、移民政策研究所の坂中英徳所長が16日、都内の日本記者クラブで会見し、ドバイで開かれた「世界経済フォーラム」の分科会に日本から出席し、50年間で移民1000万人を受け入れるとの政策提言を発表したと報告した。 同氏は会見で、日本は世界史上例のない人口激減社会になったと指摘。大量の若年移民を受け入れて教育を施し、社会に溶け込ませる「日本型移民国家」を目指すべきだと強調し、移民受け入れ計画の策定を柱とする「移民法」の制定や、無利子・無担保で移民に教育資金などを貸し付ける「移民銀行」の創設の必要性を訴えた。(2010/12/16-18:50) 一覧に戻る
ピロリ菌にぜんそく予防効果=幼少期の投与で−筑波大 ピロリ菌にぜんそく予防効果=幼少期の投与で−筑波大 ピロリ菌が作り出すコレステロールを幼少期に投与すれば、気管支ぜんそくの予防に効果があることを、筑波大の島村道夫研究員らのグループがマウスの実験で発見した。花粉症やアトピー性皮膚炎など、発症メカニズムが同じアレルギー性疾患全般に効果が期待できるという。 米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に14日掲載された。 研究グループは、幼少期に感染症の原因となる細菌やウイルスにさらされる機会が少ないと、成長後にアレルギー性疾患にかかりやすいという「衛生仮説」に着目。 実験では、新生マウスにピロリ菌が作るコレステロール「コレステリルアシルグルコシド(ChAcG)」を投与。成長後、ぜんそくを起こす物質に触れさせ、気道の炎症をみたところ、ChAcGを投与しなかったマウス
「これまでは仮免だった」=これから本番と決意強調−菅首相 「これまでは仮免だった」=これから本番と決意強調−菅首相 菅直人首相は12日夜、都内で開かれた自身の後援会会合に出席した。出席者によると、首相はあいさつで「(首相就任から)半年たった。これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」と決意を語った。自らの政権運営を自動車運転の「仮免」に例えたような発言は今後、与野党の批判を招く可能性がある。 一方、首相は今年の漢字として「行(ぎょう)」を選んだことを挙げ、「修行の行、有言実行の行(こう)だ。これからも行という字を大事にしていく」と強調した。会合には民主党の小川敏夫法務副大臣や大河原雅子参院議員、都議や市議ら約500人が出席した。 (2010/12/12-22:37)
アサンジ容疑者を逮捕=ウィキリークス創設者、性犯罪容疑−英警察 アサンジ容疑者を逮捕=ウィキリークス創設者、性犯罪容疑−英警察 【ロンドン時事】英警察当局は7日、性犯罪容疑でスウェーデンから逮捕状が出ていた内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(39)を逮捕した。アサンジ容疑者は容疑を否定しており、保釈を求める意向という。 スウェーデン当局は、性犯罪容疑の申し立てがあったとして同容疑者の逮捕状を請求し、裁判所はこれを認めた。また国際刑事警察機構(ICPO)は同国当局の要請を受け、国際手配していた。(2010/12/07-19:47)
孤立深める菅首相=支持グループに亀裂も 孤立深める菅首相=支持グループに亀裂も 菅政権発足から半年。尖閣諸島や北方領土の問題に端を発した中国、ロシアとの関係悪化で、菅直人首相は「統治能力」が疑われ、求心力が一気に低下した。自らに近い民主党議員の間でも冷めた空気が広がり、政権内で首相は孤立を深めている。 「何で内閣改造の話が出ていたと伝えて来ないんだ」。首相は11月30日夜、電話口で秘書を怒鳴りつけた。首相を中心とする民主党グループ「国のかたち研究会」の会合で、複数の出席者が改造の必要性に言及したにもかかわらず、首相の耳に入るのが遅れたためだ。菅グループ内には、長く首相と行動を共にしてきた江田五月前参院議長や荒井聡前国家戦略担当相らベテランを中心に、6月の政権発足当初から首相への不満がくすぶっている。首相は、前原誠司外相や仙谷由人官房長官らのグループを政権中枢に迎え入れ、菅グループの人材を
民主議員、秋篠宮殿下に「暴言」か=事実関係を調査へ−自民 民主議員、秋篠宮殿下に「暴言」か=事実関係を調査へ−自民 自民党の逢沢一郎国対委員長は30日の記者会見で、29日に参院本会議場で行われた「議会開設120年記念式典」に際し、民主党の衆院議員が秋篠宮殿下ご夫妻に「暴言」を吐いた可能性があると指摘した。逢沢氏は議員の特定は避けたが、「事実関係を確認する必要がある」と述べた。 自民党議員などによると、この民主党議員は、壇上で起立のまま天皇、皇后両陛下の入場を待たれていた秋篠宮殿下ご夫妻に対し、議場から「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」などと発言した。 逢沢氏は「周辺の複数の議員が直接聞いているようだ。その通りなら懲罰の対象になるような、著しく品を欠く発言と言わざるを得ない」と問題視。一方、「暴言」を指摘された議員は、取材に対し「聞こえないように言った。つぶやいただけだ」と述べ
年金国庫負担引き下げ=現行50%を36.5%へ−11年度、2.5兆円確保困難 年金国庫負担引き下げ=現行50%を36.5%へ−11年度、2.5兆円確保困難 財務、厚生労働省は29日、2011年度予算案で基礎年金の国庫負担割合を現行の50%から36.5%に引き下げることで調整に入った。深刻な財政状況の中、必要となる2兆5000億円の財源確保が困難なため。 吉田泉財務政務官と岡本充功厚労政務官が同日午前に財務省内で協議した。11年度は負担割合引き下げ分を年金特別会計(特会)の積立金(09年度末で128兆円)を取り崩して補てんする方向。これにより個人や企業の保険料負担や年金支給の水準には変更はない。 09〜10年度は財政投融資特会の積立金を流用して国庫負担割合の50%を維持。しかし、財投特会の積立金は10年度末見込みでほぼゼロと使い切ってしまうため、「埋蔵金」頼みに限界が来ていた。(2010
海上保安官、陸上勤務扱いに=「持病が悪化」−尖閣映像流出 海上保安官、陸上勤務扱いに=「持病が悪化」−尖閣映像流出 沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突のビデオ映像流出事件で、第5管区海上保安本部は22日までに、映像の動画サイトへの投稿を告白した神戸海上保安部の海上保安官(43)について、巡視艇「うらなみ」主任航海士の任務を解き、陸上勤務の「予備員」とする辞令を発令した。発令は21日付。 海上保安庁によると、「持病の悪化により乗船勤務は不可能」とする医師の診断書が出された。保安官は年次休暇を取得し、勤務を休んでいる。同庁は「プライバシーの問題なので、持病の内容は言えない」としている。(2010/11/22-12:16)
野党の批判「右から左」=人間できてきた?−菅首相 野党の批判「右から左」=人間できてきた?−菅首相 菅直人首相は16日夕の民主党常任幹事会であいさつし、2010年度補正予算案の衆院通過を受け、「なかなかハードな予算委員会だった」と振り返った。野党側の激しい政権批判について「聞くに堪えないことも、ないわけではない」としつつも、「最近少し人間ができてきたのか、右から聞いても左にすーっと流れていく」と語った。 もっとも、これに先立つ衆院本会議で自民党の甘利明氏から、中国、ロシアに対する首相の外交姿勢を「逃げ腰」と批判されると、首相は猛反発。「そういう目線のあまりにも低い見方はぜひ、おつつみ、おつつ、おやめをいただきたい」。怒りでろれつが回らない場面も見られた。 (2010/11/16-18:59)
「5年後は評価されると確信」=尖閣沖衝突、政府批判に反論−菅首相 「5年後は評価されると確信」=尖閣沖衝突、政府批判に反論−菅首相 菅直人首相は8日までに米CNNテレビのインタビューに応じ、尖閣諸島について「わが国固有の領土だと歴史的にも国際的にも認められた」と強調した。その上で、同諸島沖の中国漁船衝突事件への対応に関し「外交上の問題、特に領土問題はその国の国民の感情を強く刺激するものだ。5年、10年後に振り返ったときに、自分の内閣が冷静に対応したことはきちんと評価されると確信している」と述べ、同事件をめぐる政府批判に反論した。 また、首相は「少なくとも(衆院議員の残り任期の)3年間、しっかりとした政策を進めることで国民から支持を頂きたいし、頂けると思う」と述べ、政権維持に決意を示した。 (2010/11/08-21:27)
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