休眠預金活用は14年度中にも、ＧＰＩＦ有効活用の検討提言＝成長ファイナンス推進会議［東京 ９日 ロイター］ 政府の「成長ファイナンス推進会議」は９日、成長ファイナンスに関するとりまとめを行った。確定拠出年金の拡充や日本版ＩＳＡ（少額株式投資非課税制度）の検討、休眠預金の活用、不動産投資市場の活性化に加え、年金積立金管理運用独立行政法人（ＧＰＩＦ）の資金の有効活用を盛り込んだほか、２０１３年３月に期限を迎える中小企業円滑化法に関する対応も含め、中小企業支援の体制を構築するとしている。 成長ファイナンス戦略については、１）成長マネーの供給拡大、２）政策金融や官民連携による資金供給の拡大、３）金融円滑化法期限到来踏まえた中小企業支援、４）アジアにおける日本企業・金融機関・市場の地位確立、の４つの柱を設けた。 成長マネーの供給では、確定拠出年金の拡充、日本版ＩＳＡの検討、教育資金を通じた世代間の資産移転などのほか、休眠預金の活用に向けた具体的制度案の検討を２０１２年度中に完了す
