混乱をもたらしているイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)のテスラ非公開化に向けた取り組みは、モルガン・スタンレーがテスラのカバレッジを停止する2社目となり、新たな局面を迎えた。 ゴールドマン・サックス・グループは先週、テスラの投資判断と目標株価を取り下げると発表した際、その理由としてマスク氏の助言役を務めることを挙げた。これに対し、モルガン・スタンレーは今回の動きの理由について説明していない。モルガン・スタンレーの広報担当メアリー・クレア・デラニー氏とテスラの担当者はコメントを控えた。 モルガン・スタンレーの決定を受け、同行が非公開化に関与する可能性があるとの観測が広がり、テスラ株は21日に一時、マスク氏がこの件に関して初めてツイートし取り組みを始動させた7日以来の大幅高となった。 テスラ株はこの日のニューヨーク市場で5.3%高まで上げた後、4.4%高の321.90ドルで終了。