商標登録された新種の野菜を栽培するユニークな農業生産法人がある。「旦千花(たちばな)」(千葉県八街市)だ。 同社の前身はサンコープロダクツ(1982年設立)という健康関連製品の販売会社であり、それを1986年に現社名に変更し、1997年に農産加工品の製造・販売、2002年に農産物の生産を開始。2005年には農業生産法人を取得して農業分野での地歩を堅実に築いてきた。 同社が商標をもつ野菜(商品)は「江戸菜」といい、小松菜を独自に品種改良した青菜だ。全長40-50cmと小松菜の約2倍の大きさながら、筋が少なくシャキシャキした食感があり、カルシウムやカロテン、ビタミンCが豊富な一方あくが少ないので生でも加熱してもそのシャキシャキ感を楽しめる。 野菜に商標を登録した 江戸菜の開発のきっかけは、1995年に同社・取締役会長の大槻洋光さんが異業種交流会で浮かんだアイデアが発端だった。 「当時は東京・江
全国有数の農業生産法人 新福青果は宮崎県と熊本県に90ヘクタールという広大な農地で根菜類や葉もの野菜を生産する。国内大手スーパーなどに納入するほか、輸出も手がけている。国内農業が総じて停滞気味の中、農業に企業的経営手法を導入し、規模を拡大。休日制度や社会保険など、ほかの産業と同様の制度を採り入れ、「若者に魅力ある農業」(新福秀秋社長)を目指してきた。 宮崎県の面積は7735平方キロメートル。このうち約1割の709平方キロメートルが農地として利用されている。05年の農業産出額は3206億円で全国6位。特に新福青果が立地する都城市は畜産をはじめ、野菜の生産などが盛んな地域だ。 新福青果は葉もの野菜の生産では全国有数の規模を誇る。だが、新福社長はずっと農業を行ってきたわけではない。むしろ高校生までは親が営む農業を嫌っていた。高校卒業後は生まれ育った宮崎県都城市に残らず、関東にある化学会社に就職、
事業承継は、それ自体はなにも新しいことではありません。過去から永続的に企業を存続・発展させ、その雇用・技術及び「暖簾(のれん)」を後世に伝え守っていくことは、ずっと昔から経営者(先代)の役目として行われてきた恒久のテーマです。 しかしながら、近年では経営者の高齢化に加え、身内の後継者不足によって維持・伝承されるべき雇用や技術・知識が途絶えてしまうという重大な危機に直面しています。 事業承継の円滑化は、日本全体の7割を占める中小企業の雇用を確保するとともに、会社の「暖簾」を守ることを通して優れた技術・技能を伝承し、それを後世にわたって磨き高めていくことで、国家や社会を支える資産の損失を防ぐという重要な取組みなのです。
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