馳浩石川県知事がいまだに現地を訪問していないようだという話がある。「嘘なのではないか」と思うのだがスポーツ紙の報道などを否定する人もいない。さらに現地を視察していないにもかかわらず「ここはもうダメだから出ていってくれ」と一方的な説得を試みているという。気持ちが折れかけている人も多い中での地域に対する死刑宣告と言え。どうしてこの知事はここまで残酷になれるのかと感じる。 背景にあるのは政治とパフォーマンスの関係だ。部外者が増えて見た目重視の政治が行われるようになると議論が雑駁なものになる。我々が今見ているのはパフォーマンス型政治の弊害だろう。 このエントリーでは馳浩知事の冷淡さについて考えてゆきたい。パフォーマンス政治の弊害があるがおそらくご本人は自分の残酷さには気がついていないのではないかと思う。ざっくりと定式化すると次のようになる。 SNSによる「外野」の議論が増えており議論が両極端に偏り