オランダは国土のほとんどが干拓された土地で、大規模な治水事業を行なうことで海面下の場所も土地として活用している。オランダの歴史は、水との戦いと共存の歴史だろう。 そんなオランダで、水の上にマンションを建てるという計画が挙がっている。 設計したのはこれまでにも水上住宅をデザインしているオランダの建築設計のグループ、Waterstudio.NL。水上マンションは水に浮かび、浮き橋で陸上とつながる形になるという。 この計画の実現の決め手になっているのは、マンションの基礎の部分。240×420×9フィート(約73.2×128.0×2.7m)の巨大なコンクリート製の箱を土台にすることで、水の揺れが住居におよばないようにするという。 また、水を一時的に抜いた状態でマンションを建設し、建て終わったら水を入れて浮かべるというオランダらしい工法で作り、マンションは最終的には水深12フィート(約3.7m)の水