7月27日付日本経済新聞は、2013年の国内の「主要商品・サービスシェア調査」(対象100品目)をまとめた。1~3位の合計シェアが60%を超えたのは53品目、80%以上のものが24品目もあった。強いブランド力を持つ上位企業へのシェア集中が鮮明になった。 清涼飲料業界は上位メーカーの寡占化が進んだ。08年のリーマン・ショック前までは日本コカ・コーラグループが独走し、サントリー、キリンビバレッジ、伊藤園、アサヒ飲料の5社に集約されていた。13年はコカ・コーラ、サントリー食品インターナショナル、アサヒ飲料の上位3社のシェアが前年より2.4ポイント上昇し、63.0%に拡大。4位の伊藤園、5位のキリンビバレッジを突き放した。首位を激しく追い上げているのがサントリーだ。シェアはコカ・コーラが29.0%で、サントリーが22.4%。かつて11ポイント以上開いていた両社の差が、6.6ポイントに縮まった。 同