唐鎌大輔 [みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト] Mar. 05, 2021, 06:40 AM ビジネス 13,015 イギリスのジョンソン首相。自身のコロナ感染、遅延に遅延を重ねた自由貿易交渉、ウイルス変異株の流行……イギリスは長く続いた不安の季節から脱しようとしている模様だ。 Leon Neal/Pool via REUTERS 年初来、金融市場ではアメリカの金利・株・ドルの「トリプル高」が基本的な傾向として続いている。アメリカ経済の力強さを考えれば、それ自体は違和感のない動きだ。 そんな状況のなかで、アメリカドルと同じくらい、考え方によってはそれ以上に気になる動きを見せる通貨がある。 それはイギリスポンドだ。年初2カ月間で見ると、ポンドは対ドルでプラス2%以上上昇。これほどドルに優位を示している主要通貨はほかにない。2月24日、ポンドは対ドルで1.42ドル台に突入し、2018
![いま英ポンドが米ドルより強い明確な理由。ワクチン戦略は順調、成長見通しも改善、日本は論外の状況で…](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/01182df6cc90115e5cbedb160397248f1a1a1a0f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2021%2F03%2F04%2Fkarakama_pond_astrazeneca.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)