これまで、石油に変わり得るエネルギーを考えるときには、ディーゼルや航空燃料そして化学製品の原料としてのバイオエネルギー(バイオ燃料)を考える必要があるという観点から主に海外の動向をお伝えしてきた。 また、前回の「世界有数の森林資源を利用していない日本」では、スウェーデン、フィンランドなど先進国で森林面積比率が日本と同様に高い国(67%以上)、またチリのように山がちな国でも林業は十分に機能していることを述べた。 海外林業国と日本の木材価格差はさほど大きくない それでは、世界の木材価格はどの程度なのであろうか。下図はブラジル・フィブリア社の調査したパルプの製造価格である(和訳は著者)。
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