インドネシアの首都ジャカルタ(Jakarta)にあるチピナン刑務所(2014年1月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROMEO GACAD 【2月22日 AFP】米国で悪名高いアンゴラ刑務所(Angola Prison)ことルイジアナ州立刑務所(Louisiana State Penitentiary)の狭い独居房で、ロバート・キング(Robert King)氏は29年間、1人で食事を取っては1人で床に就く孤独の日々を過ごした。 キング氏は米国でかつて急進的な黒人解放運動を展開した政治組織、ブラックパンサー(Black Panther)党のメンバー。独居房では刺激がないため視力は衰えたが、独房収容の不当性と闘う決意は決して弱まることなく、政治的信念の強さでどうにか正気を保つことができたという。 しかし、米国では現在8万人以上、世界全体ではさらに数えきれないほどいるだろう独房収容の受刑者