2013年09月19日06:36 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 税制は国家戦略 先進国は(1)経済成長率の低下と、(2)ビジネス・企業・雇用の新興国への流出、に悩まされている。 その対策として近年急速に注目されているのが、税制の戦略的活用だ。1.世界をグルグルと駆け巡る資金を自国に取り入れたい。2.お金の流入は、ビジネス・企業・雇用の創出を伴い、経済成長を促す。 この考え方に基づいて、欧州を先頭に世界各国が様々な優遇税制の導入競争を始めている。 一方、タックスヘイブンに逃げ出す法人税に関しては、G20で合意されたように過度な課税逃れが世界協調で防止されようとしている。アップルやグーグルの課税回避がやり玉に挙げられているのはその流れだ。 世界政府が存在するわけではなく、各国が自国に企業や雇用を誘致する動きはG20の合意に反する動きでもある。どういう姿に収れんするかに関して、以下の