生活保護を受けている人は、ことし1月の時点で全国で215万人余りで9か月連続で過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめで分かりました。 厚生労働省によりますと、ことし1月に生活保護を受けた人は、全国で215万3642人で、これまでで最も多かった前の月よりも2477人増えて9か月連続で過去最多を更新しました。 生活保護を受給している世帯も前の月より2143世帯増えて、157万2966世帯となり、過去最多を更新しました。 世帯の内訳は、▽「高齢者世帯」が最も多く全体の43%を占めているほか、▽けがや病気などの「傷病者世帯」が19%、▽働くことのできる世代を含む「その他の世帯」が18%となっています。 受給者が増え続けていることについて、厚生労働省は「年金だけでは暮らせない高齢者が増えているうえ、雇用情勢も厳しく、増加が続いている」と分析しています。 厚生労働省は、受給者の増加に歯止めをかける