来たる2020年の東京五輪に向けて、外国人旅行客による消費や本人確認をスムーズにするため、日本政府が指紋認証による決済システムの導入を計画していることを複数の海外メディアが報じている。 計画では、来日した外国人旅行客は、まず空港などでクレジットカードと指紋を一緒に登録することになる。指紋や目の網膜・虹彩などにより本人確認を行い、支払いサービスなどに活用する生体認証(バイオメトリクス)は、今急激に発展しているフィンテック(FinTech)産業のひとつとして位置づけられている。フィンテックとは、金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語であり、最先端技術を応用してこれまでにない金融サービスを創出している分野だ。 フィンテックを活用すれば、従来の金融サービスと比較して、安全性と利便性の高いサービスが低コストで実現すると言われている。スピーディーかつ安全なフィン