カナダ・レイクルイーズ(Lake Louise)そばの凍結したボウ川(Bow River)とカナダ太平洋鉄道(Canadian Pacific Railway)の線路(2013年12月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOE KLAMAR 【5月21日 AFP】大量の水資源があるカナダでは、汚染されていない水を事実上無料で使えるのが当たり前だと思われている。だがその豊富さが、過剰消費や無駄、そして時に水質の悪化をもたらしている。 「外国から来る人、特にヨーロッパの人は、カナダの自治体のほとんどに水道メーターが無いことに驚く」と、ケベック(Quebec)にあるラバル大学(Laval University)の水専門家、マニュエル・ロドリゲス(Manuel Rodriguez)氏は語る。世界の淡水の7%はカナダの水系にある。 実はカナダの水道水は無料ではなく、自治体の予算のわずかな部分が水処理