フィンランド発祥のフードデリバリー「ウォルト」が10月に東京に進出した。先行するウーバーイーツや出前館との違いはなにか。創業者でCEOのミキ・クーシ氏は「誰が最初に来たかではなく、誰が最後まで残るかが重要だ。そのためには配達員にとってフェアな状況を作ることが欠かせない」と話す。ジャーナリストの藤澤志穂子氏が取材した——。 「誰が最後まで残れるかが重要だ」 ミキ・クーシ氏が率いるウォルトは、2014年にヘルシンキで創業した。2016年からサービスを開始し、事業を北欧4か国に広げた後、チェコやギリシャ、カザフスタンなど中欧や南欧、中央アジアに進出し、2020年中に23カ国110都市以上に展開を拡大する予定だ。 ウーバー・イーツがエジプトやサウジアラビアなど、一部の不採算地域で撤退するなど事業の見直しに入っている中で、ウォルトはグローバルファンドなどから出資を受けるなどして資金を調達し、世界への
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