CELは、大阪ガスグループが将来にわたり社会のお役に立つ存在であり続けることができるように研究を続けています。 先週、日本経済新聞朝刊の「やさしい経済学」欄において、大阪大学の堂目卓生教授が「今求められる『知』」というタイトルで、広義の経済学の考え方(思想)について論じておられました。その第8回では成果の分配、あるいは社会のあるべき姿に関して、ロールズの正義論を代表とするリベラリズム、サンデルのコミュニタリアニズム、センのケイパビリティというように、考え方の違いがあることが取り上げられていました。 もう一つ、ノージックやハイエクが重視する自由主義的な考え方も含めて考えた時、生活者である私たちは、どのような基本理念を持って社会を展望しているのでしょうか。生活経済ということを考える際、多様な基本理念(思想)が存在している事実を理解しておくことは非常に重要です。 よく政治討論番組で、相容れない主