2020東京五輪を5日後に控えた7月18日、東京晴海の五輪選手村近くの路上で、極右団体が車で拡声器示威を行っている=東京/五輪写真共同取材団//ハンギョレ新聞社 2020東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が聖火リレーのルートを示す地図に独島(ドクト)を日本領土のように表記し、「平和の祭典」である五輪でも帝国主義的な魔性をあらわにしているとの批判が提起されている。こうした中、仏教界の代表的な季刊誌「仏教評論」は、20世紀を代表する日本の世界的な仏教学者たちが帝国主義理論の確立を先導したと告発した。 「仏教評論」は、先日発行した夏号のカバーストーリー特集「日本仏教の特性と実像」で、西田幾多郎(1870~1945)と鈴木大拙(1870~1966)の親帝国主義的思想とその歩みを暴く文を掲載した。同特集では、第2次世界大戦当時、日本の主流の宗教であった仏教がどのように帝国主義戦争を助け、