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ブックマーク / blog.goo.ne.jp (788)

  • 『心臓抜き』その2 - 人形と動物の文学論

    人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。 前の文章 2,閉ざされた門 ラ・グロイール号に乗るものは、前の男よりも「恥を抱く者」であり、彼が恥を引き受けるために村の人間は「けっして後悔はしません」(54頁)という。アンジェルとクレマンチーヌの喧嘩場面では、彼は「ほんとうのところ、おれは後悔なんかしちゃいない」「もっと強くなぐってやらなかったことを後悔している」(116頁)と言い、子供が彼の足に刺した釘は「金色の」と形容される(同)。金が恥や後悔の対価であることを考えると、この釘は後悔を意味しよう。 『心臓抜き』においては、閉じ込められた、囲われた空間に穴と扉(門)が配置される。アンジェルが乗った船には穴があき、クレマンチーヌに似せた自動人形相手に性行為する蹄鉄工をジャックモールは鍵穴からのぞき見る。 小説最後では、黄金の

    『心臓抜き』その2 - 人形と動物の文学論
  • 樋口一葉・斎藤緑雨 - 毎日、一生懸命

    樋口一葉は明治5年山梨県の農家に生まれる。父は商才があり蓄えた金で武士株を買い、江戸に出て八丁堀の同心になる。いよいよこれからお家発展というときに明治維新となり、武士は失業、一葉の家は没落。失意の父の死後、一葉は負債を背負い二人の妹を養うという厳しい生活を強いられた。当時女性が社会に出て働くことは難しく、女子師範学校を出て教師になるか、針仕事をするか、妾になるしかなかった。学歴のない一葉は師範学校はむり、近視眼で針仕事は嫌い、妾になる気はさらさらなかった(家が傾く前のかつての婚約者が妾になれと要求してきた)。一葉は自分で稼ぐしかなく、明治26年東京で一番地価の安い吉原遊郭の裏手で小さな荒物屋兼駄菓子屋を営む。 和歌、小説を勉強していた一葉は、美しい女性で文壇の中で取合いがあるほど引っ張り凧だった。明治27年から29年という短い期間に後世に残る大作品(「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」)を

    樋口一葉・斎藤緑雨 - 毎日、一生懸命
  • 『ドッグヴィル』(2003年) その3 暫定リーダー トム・エディソン - じょ~い小川の自由の鏡

    さらに、『ドッグヴィル』での人物相関は単に「グレース対町の人たち」という図式だけでない。そこにもうワンクッション、グレースを「ドッグヴィル」に受け入れる中心となったポール・ベタニー演じるトム・エディソンの存在がある。彼と町の人たち、彼とグレース、町の人たちとグレースの関係である。 トムは医者トム・エディソン・シニアの息子で作家志望。それらしき物は書いてるけど、書いた物はまだ世の中には出してないため作家ではなく作家志望。しかも、働きもせず、医者を辞めた親の年金で暮らしている、いわばニート。「ドッグヴィル」に青年団や青年商工会はないが、年相応(アラサー)であるということと「ドッグヴィル」では一番ましな家屋をもつ医者トム・エディソン・シニアの息子とあり、さらには幼なじみのヘンソン家のエンジニア志望の浪人ビルは愚鈍だし、一世代以上年上のチャックは都会から来たよそ者だからリーダーになるわけにもいかず

    『ドッグヴィル』(2003年) その3 暫定リーダー トム・エディソン - じょ~い小川の自由の鏡
  • 歴史の汚点 - コートジボワール日誌

    在コートジボワール大使・岡村善文・のブログです。 西アフリカの社会や文化を、外交官の生活の中から実況中継します。 アフリカの人たちは、奴隷貿易の話をしたがらない。自分たちの祖先が、人間として扱われなかった、悲惨な境遇にあったという屈辱の歴史である。そのような、気が滅入るような過去など、振り返りたくないという気持ちは、当然だろう。そう思っていたら、違う、そういうことからではない、と言う。 そこにはもう一つ、誰もが認めたくはないが、厳然とした事実があるからなのだ。それは奴隷貿易で利潤をむさぼったのは、ヨーロッパ人だけではない、西アフリカアフリカ人たちも、奴隷貿易の利益を享受していたということである。いや、分け前を得ていたなどという生易しい話ではない。奴隷狩りは、アフリカ人自身の手によって行われたのだ。アフリカ人は、同胞をヨーロッパ人に売り、奴隷に貶めた。アフリカ人にとって奴隷貿易は、悲惨と冷

    歴史の汚点 - コートジボワール日誌
  • 2012年8月15日 川越・さいたま - 川越だより

    8月15日(水)晴れ よく晴れてきたので10時半から自転車こぎに出かける。 ①氷川神社境内にある護国神社 川越市の靖国神社のような社だが参詣する同年輩が一人、二人。静かで格別の行事はない模様。 ②川越市戦没者慰霊塔  氷川神社の前の公園脇にある。入り口の鍵もしまったまま。 ③埼玉県護国神社 大宮公園にある。12時過ぎ到着。「みたま祭り」が行われていた。参列者100人あまり、か。静かでひっそりした感じだ。 玉ぐしをささげている最中、遺族といわれて起立した方々が数十人。僕と同世代の感じ。戦没者の子が中心だろう。後は英霊にこたえる会、自民党議員などの名前が呼ばれていた。 最後に祭主?大宮氷川神社の宮司さんの挨拶があった。「遺族は英霊の真の姿を知っている。それを人々に伝えてほしい」「日人であることを誇りに戦った、云々」。 遺族とはいっても「英霊」の子であり、小さくて父の記憶がないか、あってもあい

  • “女工哀史”の著者「細井和喜蔵」とその妻 - 耳を洗う

    <婿養子に来ていた父が私の生まれぬ先に帰ってしまい、母は七歳のおり水死を遂げ、たった一人の祖母がまた十三歳のとき亡くなったので私は尋常五年限り小学校を止(よ)さなければならなかった。そして十三の春、機家(はたや)の小僧になって自活生活に入ったのを振り出しに、大正十二年まで約十五年間、紡績工場の下級な職工をしていた自分を中心として、虐(しいた)げられ蔑(さげ)しまれながらも日々「愛の衣}を織りなして人類をあたたかく育(はぐ)くんでいる日三百万の女工の生活記録である。地味な書き物だが、およそ衣服を纏(まと)っているものなれば何びともこれを一読する義務がある。そして自らの体を破壊に陥れる犠牲を甘受しつつ、社会の礎(いしずえ)となって黙々と愛の生産にいそしんでいる「人類の母」━彼女たち女工に感謝しなければならない。> 『女工哀史』冒頭の「自序」で著者の細井和喜蔵はこう訴えている。『女工哀史』初版

    “女工哀史”の著者「細井和喜蔵」とその妻 - 耳を洗う
  • 『おんな城主直虎』7話 クソ幼馴染め、覚えていやがれ - 妄想ジャンキー。202x

    2016年NHK大河『おんな城主直虎』第7回「検地がやってきた!」の感想まとめのまとめです。 いい大人は真似をしないでくださいっていう話。 関連リンク ・『おんな城主直虎』6話 三浦春馬のさわやかサイコパスが最高にパンチ効いてる ・『おんな城主直虎』5話 大人キャスト、来たる ・『おんな城主直虎』4話 イケメン坊主っていいね、と呟いたそこのあなた。 ◇ 『真田丸』まとめ ◇朝ドラまとめ ◇テレビっ子の備忘録まとめ。<NHK系> ◇テレビっ子の備忘録まとめ。<民放系> ■じじ様、お静かに 『さわやかサイコパス直親を見る政次のソウルジェムが濁り始めた』っていうのが、前回までの直虎ですが。 その直親の帰参と家督相続の許しを得るために、今川館にやってきた左馬守と政次。 太守様の表情は一瞬曇りはするも、許してもらえることになりました。 今川甘いぞお、虫歯になりそうなくらい甘いぞ。 激甘対応の今川に調

    『おんな城主直虎』7話 クソ幼馴染め、覚えていやがれ - 妄想ジャンキー。202x
  • 『ジョイ・ラック・クラブ』母娘のギャップと愛はどちらが深い? - まりっぺのお気楽読書

    THE JOY LUCK CLUB 1989年 エイミ・タン 中国からアメリカに渡った女性たちとその娘たちのことを エピソード形式で語っている物語です。 読む前は、祖国の習慣やしきたりを大事にしようとする母親世代と アメリカで生まれて、かなり自由な雰囲気の中で育った娘世代の隔たりを 書いている物語だと思っていましたが、そんなに単純なものではありませんでした。 ジンメイ・ウーというコピーライターの女性が、急死した母親の代わりに ジョイ・ラックという女性四人が麻雀卓を囲んで語り合うクラブに参加するところから 物語が始まります。 長編とはいえ、8人の女性たちのエピソードが交互に書かれているので あらすじを書くのはむずかしいのですが、簡単に内容を書いてみます。 大きく四つの章に分かれていて “ 千里を越えてきた母 ” は、スーユアン・ウー、アンメイ・シュー、リンド・ジョン、 インイン・セント・クレ

    『ジョイ・ラック・クラブ』母娘のギャップと愛はどちらが深い? - まりっぺのお気楽読書
  • 『大草原のビッチの告白』 ① - ハナママゴンの雑記帳

    ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。 今回は、“HIGHEST DUTY” の前に読み終えたについて書きます。 1970年代から80年代にかけて大人気を博したTVシリーズ 『大草原の小さな家』。 あのドラマで主人公ローラの宿敵の意地悪ネリーを演じたアリソン・アーングリムが2010年に出版した、 『大草原のビッチの告白』 ! (私もかなりの 『大草原・・・』 ファンだったので数年前にこのを買ったものの、つん読にしていました。 ようやく読んだので、印象に 残った部分について書きます。 邦訳はまだ出ていないようなので、シロウトの私の意訳でよろしければお読みくださいませ。) 意地悪ネリーは、オルソン夫人とともに悪役として欠かせない存在でしたよね   あの二人がいなかったら、 ウォルナット・グローブの住人が善人ばかりだっ

    『大草原のビッチの告白』 ① - ハナママゴンの雑記帳
  • 『ハンスとルドルフ』 - ハナママゴンの雑記帳

    ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。 生涯を通じて、ハンス・アレクサンダーは悪戯好きだった。 パーティーや結婚式の際には、彼はいつも道化役をつとめた――仮装し、スピーチをし、ジョークを飛ばした。 2006年の彼の葬式のときまで、親類の多くは、 アレクサンダーが世界で最も成功したナチ・ハンターの一人だったことなど想像だにしなかった。 ハンスは、過去について話すことはめったになかった。 彼の家族ですら、ナチスの中でも特に悪名高い者たちの逮捕にハンスが重要な役割を演じていたことなど、ほとんど知らなかった。 「ハンスへの弔辞の中で彼に賛辞が贈られたのを聞いたとき、信じられませんでした。」 (ルドルフ・へスの娘のブリギッテ・ヘスにインタビューした) ジャーナリストで作家のトマス・ハーディング(Thomas Harding)は

    『ハンスとルドルフ』 - ハナママゴンの雑記帳
  • ルドルフ・ヘスの孫 - ハナママゴンの雑記帳

    ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。 「ベルトと拳銃を身につけてと子供たちにさよならのキスをすると、祖父は何千という人々の殺害に出かけていった―― そのことが、今でも想像できないんだ。」 ルドルフ・ヘスの孫ライナー・ヘスは言う。 ヘス家の人間の中でルドルフ・ヘスを公然と非難するのは、彼だけだ。 戦後のドイツで育ったライナーは、祖父についてほとんど何も知らなかった。 寄宿学校に入っていた彼は、ある日友達とキッチンに盗みに入って見つかり、校長に2週間庭仕事の手伝いをするよう命じられた。 学校の庭師は、ライナーだけに辛く当たった。 “ちゃんと働かない” という理由で彼だけを3ヶ月も働かせ、理由もなく彼を叩いた。 ライナーにはなぜなのか理解できなかった。 12歳の彼に、教師が恐ろしい真実を教えるまでは。 「アウシュヴィッ

    ルドルフ・ヘスの孫 - ハナママゴンの雑記帳
  • ルドルフ・ヘスの娘 (前編) - ハナママゴンの雑記帳

    ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。 ど~も! アウシュヴィッツ・オタクのハナママゴンです。 ・・・ってもう、自認するっきゃないですよね? ここのところ、アウシュヴィッツ関連で書きたいことがどんどん出てくるんです。 ひとつ書くと、その記事のために調べていて発見したことがまた書きたくなって。 芋づる式に、興味が尽きません。 なので、まだしばらく続きそうです、アウシュヴィッツ関連の記事。 申し訳ありませんが、ご興味ない方はスルーしてくださいね。 *       *       *       *       *       *       *       *       *       * アウシュヴィッツの所長を最長期間務めた ルドルフ(・フランツ・フェルディナント)・ヘス。 1929年8月17日にヘートヴィヒ・ヘン

    ルドルフ・ヘスの娘 (前編) - ハナママゴンの雑記帳
  • 読者の誕生と作者の死 - 日暮れて途遠し

    寝ながら学べる構造主義(文春新書P126~P133) 内田樹(うちだ たつる、1950生まれ、現在神戸女学院大学文学部教授) 内田さんはよく朝日新聞の識者として登場されます。最近では、藤原正彦氏のベストセラー「国家の品格」を藤原氏自身が語るのと対比して内田氏が「違和感を感ずる」として品格は日が自分で自分を評するのではなく他国が日を品格ある国家(国民?)と見るかどうかだというようなことを言っていたような、、、。 さて、この「寝ながら学べる構造主義」はソシュール、フーコー、バルト、レヴィ・ストロース、ラカンという構造主義の始祖から四銃士について書かれています。 この中の、ロラン・バルトの「読者の誕生と作者の死」に書かれている、ネット社会の著作権(コピー・ライト)の考え方、非常に参考になるとともに、私がいろいろなテクストをコピーして利用することについて勇気づけられた思いがしました。 社会に有

  • サティー廃止に尽力したバラモン - トーキング・マイノリティ

    ラームモーハン・ローイ(1772-1833)は近代インドの父と いわれる。M.ガンディーはインド独立の父だが、偉大な思想家であり行動の人であった点で、ガンディーの先駆者的存在と言える。バラモンカーストだが、 ローイは生涯を掛けて社会的、宗教的、知的、政治的改革に尽力する。彼はカーストと因習が支配する同時代のインド社会の停滞と腐敗に心を痛めた。彼の生き た時代、民衆の宗教は迷信に満ち、無知で腐敗した祭官によってい物にされており、上層階級は己の利己的な利害のため社会的利益を踏みにじっていた。 社会、宗教的改革を目指したといえ、ローイは東洋の伝統的な哲学に対し多大の愛と敬意を持っていた。ローイは東洋と西欧の思想の融合を象徴しており、サン スクリット、ペルシア、アラビア語、英語、フランス、ラテン、ギリシア、ヘブライ語を含む十以上の言語に精通した学者でもあった。1814年にカルカッタ に居を定めた

  • そういうことであれば、産経新聞なんか何回廃刊になっているか、わかったもんじゃない(9月6日更新) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

    映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 過日読んで正直絶句した記事を。 >「子供の貧困」報道を架空取材で批判のビジネスジャーナル、NHKの指摘で捏造明らかに 31日には謝罪文掲載 posted on 2016/09/01 10:01 Tatsunori Tokushige 徳重辰典 BuzzFeed Staff, Japan 株式会社サイゾーが運営するニュースサイト「Business Journal(ビジネスジャーナル)」は8月25日付の記事「NHK特集、『貧困の子』がネット上に高額購入品&札束の写真をアップ」の一部に捏造部分があったと31日、サイトにて謝罪文を掲載した。 ビジネスジャーナルの担当者は31日夜、BuzzFeedの質問状に回答し、捏造発覚の経緯を明かした。 問題の記事は、8月18日に「NHKニュース7」内で

    そういうことであれば、産経新聞なんか何回廃刊になっているか、わかったもんじゃない(9月6日更新) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
  • ウズベキスタンという国/media@francophonieブログ - 薔薇、または陽だまりの猫

    13日にウズベキスタンで発生した暴動に関して、これまでのカリモフの政治に焦点を当てた記事を2ご紹介します。1目は「カリモフのやり方」についてのル・モンドの強烈な記事です。2目はリベラシオンの専門家へのインタビューです。現在、暴動の現場アンディジャンには極少数の例外を除いて(トルコのテレビ局が入っていたか?)ジャーナリストは入ることを禁じられています。静止画しかないテレビ・ニュースが、「圧政」の程度をうかがわせます。 Le "système Karimov" : un mélange de soviétisme et de clanisme au service d'un pouvoir féroce 「カリモフ・システム」:残忍な政権の役に立つソヴィエト主義と部族主義の折衷 5月14日付け ル・モンド Marie Jégo(モスクワ) 1991年にウズベキスタンが独立宣言した当時、当

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  • イングランド王ヘンリー7世妃 エリザベス - まりっぺのお気楽読書

    英国王室女性随一のサラブレッド ヘンリー7世妃 エリザベス・オブ・ヨーク 1465~1503/在位 1486~1503 テューダー王家初の王ヘンリー7世の妃エリザベスは 英国王室の女性の中でただ一人、イングランド王の娘であり、姉妹であり、姪であり であり、母であった女性  セレブ中のセレブです。 そんな畏れ多い身分の彼女ですが、父王は戦いにあけくれ 父王の死後は教会の庇護を受け、弟のエドワード5世とヨーク公を 頼みの綱の叔父に殺され、その叔父も戦死してしまい 母親の生家に力は無く、明日はどうなるか(ってことは無いと思うけど)という なんとも穏やかでない日々を送りました。 エリザベスは5歳の時にノーサンバランド伯の息子と婚約しましたが 相手方が寝返ったために破談に、次いでフランス皇太子シャルルと縁談がありましたが 父王ルイ11世が同意せずうまくいきませんでした。 自分の意志でないとはいえ、

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  • フランスの今にはびこる女性差別を糾弾する! - ふりかえれば、フランス。

    かつて住んでいたフランス。日とは似ても似つかぬ国ですが、この国を鏡に日を見ると、あら不思議、いろいろと見えてきます。 フランスでは女性の活躍が目立っています。DSKの後任としてIMF専務理事のポストにつきそうなのは、ラガルド経済・財務・産業大臣(Christine Lagarde)ですし、大震災の後、サルコジ大統領とともにやって来た原子力複合企業アレバ(Areva)のCEOはアンヌ・ローヴェルジョン(Anne Lauvergeon)、フランスの経団連、MEDEF(Mouvement des entreprises de France)の会長はロランス・パリゾ(Laurance Parisot)と、いずれも女性。また日人を黄色いアリ(fourmis jaunes)呼ばわりしたエディット・クレソン(Edith Cresson)がすでに女性首相になっています(在任期間は、1991年5月~1

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  • 日本の人骨発見史5.中尊寺藤原氏四代のミイラ - 人類学のススメ

    A1.私のホームページ[My Homepage](8) A2.ご挨拶[Greetings](16) A3.お知らせ[Notice](14) A4.日人類学会[Anthropological Soci(7) A5.私の棚[My Bookshelf](1) A6.雑記[Miscellaneous](9) B1.私の仕事[My Work:Book](15) B2.私の仕事:論文・和文[My Work:Pap(13) B3.私の仕事:論文・英文[My Work:Pap(3) B4.私の仕事:人骨報告書・群馬県埋蔵文(2) B5.私の仕事:人骨報告書・その他市町村(1) B6.私の仕事:獣骨報告書・群馬県埋蔵文(1) B7.私の仕事:獣骨報告書・その他市町村(1) B8.私の仕事:雑文[My Work:Miscellan(10) B9.私の仕事:講義・講演[My Work:Lec(5) C1

    日本の人骨発見史5.中尊寺藤原氏四代のミイラ - 人類学のススメ
  • 木の実とキノコ - 樹樹日記

    前回に続いて、秋の「栃の森」レポート。 10月は初旬と先日の2回訪れましたが、いずれも、いろんな木の実やキノコが観察できました。私はキノコの知識は全くないので、同行のメンバーに教えてもらいながら観察しています。 木の実には人間や動物がべられるものと有毒のものがあります。キノコも多くは樹木が育む恵みで、べられるものと有毒のものがあります。そんな共通点に気づいたので、木の実とキノコをまとめて記事にしました。 木の実の最初はサワフタギ。山の中の川(沢)をふさぐように繁茂するのでこの名があります。青い色がきれいでしょ? 別名ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)。毒があるわけじゃなくて、昔この木で牛の鼻輪を作ったのでそんな恐ろしい名前がついたようです。 次はマユミ。昔、木を弓に使ったのでこう呼ばれています。人間がべても味はないとのことですが、鳥には美味しい樹とそうでない樹があるらしく、集まる樹

    木の実とキノコ - 樹樹日記