「広大のアレ」として話題になっている広島大学の「徹底した大学のモニタリング」http://hiroshima-u.jp/sgu/page02_02 について、とりあえず目についたツィートをまとめてみました。誰でも編集可にしましたので、皆様、適宜編集してみてください。(まとめられて不都合なものは削除していただければ幸いです。ただ、ご自身で削除できない場合はお知らせください。)
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文部科学省から官製の「トンデモ大学リスト」が公表された。外国人頼みの開校、老齢化した教員、存在しない講義での単位認定……呆れたその実態をコラムニストで「大学図鑑!」の監修者でもあるオハタカズユキ氏が紹介する。 * * * 大学入試シーズンは終わってしまったが、その結果、浪人の道を進むことになった人、来年受験する高校生、そしてその保護者や高校の先生など受験関係者にぜひ見てもらいたい資料がある。 ウェブの検索窓に、「設置計画履行状況等調査の結果等について(平成26年度)」と入れてみてほしい。すると同じタイトルのPDFファイルが開くはずだ。ぜんぶで76ページとけっこう分量がある。でも、できればプリントアウトしたほうがいい。それだけの価値がこの資料にはある。これは官製の「トンデモ大学一覧表」といえるものだからだ。 同調査は、文部科学省が、この4年ほどの間に新たに申請や開設した大学の学部・学科などが
「古典文学にこそ、クール・ジャパンの源流がある」。多彩な執筆活動を続ける人類学者、思想家の中沢新一さん(64)が、『日本文学の大地』(角川学芸出版)を出版した。 『万葉集』や『源氏物語』など自在に作品を論じ、改めて魅力を見直した。 「自然と文化が分離されないこと」。日本の古典を生んだ心的空間の最大の特徴を本著は、和歌などを例に挙げて説く。 <石走(いはばし)る垂水(たるみ)の上のさわらびの萌(も)え出(い)づる春になりにけるかも>志貴皇子(しきのみこ) 奈良時代の『万葉集』には、ほとばしる自然を詠むような和歌が収められる。鎌倉初期に編まれた『新古今和歌集』の藤原定家などの歌では、自然は意識的に操作して歌に取り込むようになる。日本人と自然との一体感は、形を変えつつ保たれた。 「古典に描かれた心のあり方は、あと10年たてば日本の主流になる」と、著者は言い切る。「東日本大震災以降、若い人の心は揺
パネルディスカッション1 「日本漢詩の古典化と近代の文芸批評及び教科書」 日本漢詩文のうち、どの作品が、名詩や名文と呼ばれるかは、その時代時代の思潮や教育が大きな影響を与えている。本パネルでは、主として江戸時代の漢詩を対象として、明治期以降、どのような過程を経て、名詩となったか、すなわち、古典化されたかについて検討する。明治期以降を通覧した場合、とくに古典形成の動きがとくに顕著な時期として、明治30年代(1900年代頃)と、昭和40年代(1965~74年頃)を挙げることができる。 明治30年代は、1904(明治37)年に国定教科書が採用され、それまで多様な試みがなされていた中学漢文教科書が一定の方向に集約され、掲載される漢文作品の質が統一的になった時期である。と同時に、小説などを通じて、広瀬淡窓「桂林荘雑詠示諸生」などの詩が一層人口に膾炙することとなった時期でもあった。 一方、昭和40年代
照る日曇る日 第348回 私の郷里の実家には犬養毅や西郷隆盛、新島襄、賀川豊彦などの揮毫を扁額にしたものが長押の上に掲げてありました。 南洲の「敬天愛人」はもちろん偽作ですが、やたら安易に健筆をふるった木堂に詩魂なく、襄にプロスタントの矜持あれど、「死線を越えて」の作家に初期の社会主義思想というよりは、「奇妙な童心」をくみ取ってやや意外の感に打たれたことなどを思い出します。 それでも政治家や文人墨客の書については、文がその人を表わす以上に、書がその人となりを直示することを、幼いながらになんとなく理解していたようなのです。 その後青山の根津美術館で出会った良寛の書と八〇年代のはじめに六本木の小さなギャラリーで見た井上有一の有名な「壁新聞」シリーズは、書に疎い私にとっては大きな衝撃でした。 当時世間では相田みつおや榊莫山などの手合いがらちもない紙屑をかき散らして世間の喝采を博していましたが、こ
先日、“もしも「学べるマンガ」が図書館に充実していたら”という記事を書いた。この「もしも」を実現すべく、マンガを通して子どもたちの好奇心を高め、物事への関心を広げる新プロジェクトがノミネートしているネット総選挙が、Facebookの「いいね」を通して実施されているのでぜひ投票いただきたい。 今回は、「学べるマンガ」のなかのほんの一部であり、また王道でもある日本史を題材にしたマンガについて紹介したい。日本史といえば、「まんが日本の歴史」シリーズのような、いわゆる「学習漫画」もよいが、ちょっと勉強っぽさがあり、高校生や大人には物足りなさが残る。そこで、エンタメマンガを楽しみながら日本の2千年の歴史を通史できてしまう15作品を選んでみた。 【弥生時代】 ナムジ 1―大国主 (中公文庫 コミック版 や 3-5 古事記 巻之1) 作者:安彦 良和中央公論新社Amazon1.『ナムジ』(安彦良和著)
最近、和綴じ(わとじ)が流行っているという。そういえば、都内の文具ショップでも、よく目にするようになった。 そこで和綴じについて、各地でワークショップを開催している有文堂さんに聞いてみた。 ――そもそも和綴じって何ですか? 「中国で発祥した製本技術が平安時代に日本へ伝わり、独自の発展を遂げたのが和綴じというものです」と有文堂さん。 ――昔はみんな和綴じだったのでしょうか? 「印刷技術が入ってきた江戸時代に、和綴じは最も発展、普及しました。明治になっても、西欧から機械刷りの安価な洋紙がもたらされましたが、学校の教科書などは和綴じのままでした。時代が経つにつれて、綴じるという技術がさまざまなものに取って代わりましたが、今でもお寺の経本や、長唄などの謡本で使われています」 ――有文堂さんはいつ頃に創業されたのですか? 「明治20~30年頃に創業し、120年余になります。美濃に生まれた曽祖父が東京
気分が滅入る事件の最中なので、すこし軽い話題でいきたい。 先日、中国で刊行されている『知日』という雑誌の日本語デモ版が日本の潮出版から刊行されることになり、記者会見が開かれた。主筆は在日中国人紀行作家で神戸国際大学教授の毛丹青さんである。毛さんは、私が北京駐在時代から何度も取材した旧知の仲。4年前から、日本を中国に紹介する雑誌を手掛けていたとは聞いていたが、ついにそれが逆輸入されるまで中国でヒットしているとは知らなかった。久しぶりにお会いした毛さんは、「僕は商売人やから、売れるもんしか作らんよ」と独特の関西弁で誇らしそうに話していた。 この『知日』は、2011年1月に北京で創刊された。「奈良美智」だとか「推理小説」だとか「明治維新」だとか、日本に関するテーマを一つ取り上げ、オタク的に徹底紹介、徹底分析するちょっと贅沢なムック本である。創刊号では1万部売れたらもとがとれる、と計算していたら初
内 容 西洋式活版印刷術に内在する論理とのせめぎあいのなか、漢字と仮名による多様な書字活動は、どのように活字化されたのか。技術のみならず文字の性質や書記様式・言語生活等に注目し、嵯峨本など古活字版から、宣教師らによる明朝体活字の鋳造を経て、近代日本の活字組版まで、グローバルな視野で描きだす力作。 目 次 序 章 活字の論理 —— 日本語活字印刷史への視角 1 アコスタの世界認識の方法 2 印刷出版による階層化 3 REDUCIR の論理 4 木版印刷という選択 5 日本イエズス会版の位置 6 朝鮮の鋳造活字 —— 活字の東と西 7 本書の構成 第Ⅰ部 古活字版のタイポグラフィ —— 活字・組版・異版 導論 漢字仮名交り文の古活字版を論じる理由 第1章 嵯峨本『伊勢物語』の活字と組版 1 資料と分析方法 2 仮想組版の試み 3 木活字について 4 慶長13年初刊本の異版問題と部分異植字 5
新編 中国名詩選(上) (岩波文庫) 作者: 川合康三出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/01/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 本日購入しました。旧版(松枝茂夫氏編)は先秦から近代までの漢詩を手軽に鑑賞できる非常に便利なガイドブックでしたので、今回の改訂が楽しみでした。ぱらぱらと拝見しますと、語釈と評釈がだいぶ詳しくなっています。 なお、各冊で扱う範囲が異なります。旧版は毛詩から漢魏まで(上)晋から盛唐(中)中唐から近代(下)でしたが、新版は「上古・『詩経』・『楚辞』・前漢・後漢・魏晋・南朝(東晋・南朝宋・南斉・梁・陳)・北朝」(上)「唐の初唐・盛唐・中唐(柳宗元まで)」(中)「中唐(白居易から)・晩唐・北宗・南宋(金)・元明清」(下)となるそうです。 収録作品にもだいぶ出入りがあります。除外されたもの、新版で新たに加わったものの一覧表を作ろうとしま
【著者に訊け】池澤夏樹氏/『池澤夏樹=個人編集日本文学全集01 古事記』河出書房新社/2160円 世界文学全集に続いて、日本文学全集をたった1人で編むという大仕事に挑んだ。第1巻が、みずから現代語訳を手がける『古事記』である。 「同じ出版社(河出書房新社)が昔、ぼくの父の世代の作家が現代語訳した古典の全集を出しているので、新しい全集に入れる古典の部分はそれを収録すればいいと思っていたんですが、編集部が意欲的で、『現代作家に新訳を頼みましょう』と言い出しまして。『池澤さんは何を訳します?』『え、ぼくもやるの?』という流れに(笑い)」 そうして選んだのが、天地の始まりから国のかたちができるまでを描く「最初の日本文学」だ。1300年前に書かれた単純明快でスピードのある日本語の文章に惹かれたという。ちなみに池澤さんの父、作家の福永武彦氏も『古事記』を現代語訳しているが、父の訳とは肌合いの違う、原文
○東京大学史料編纂所編『日本史の森をゆく:史料が語るとっておきの42話』(中公新書) 中央公論新社 2014.12 東京大学には、学部・研究科(大学院)のほかに「附置研究所」と呼ばれる組織がある。史料編纂所は「研究所」と名乗ってこそいないけれど、この「附置研究所」のひとつである。というより、書店あるいは歴史好きの人間の印象で言えば、『大日本史料』『大日本古記録』という史料集を営々と(←この古めかしい形容詞がぴったり!)編纂し、刊行し続けている組織である。 本書は、史料編纂所に所属する42名の研究者が、それぞれの専門分野から、とっておきのトピックについて執筆した短編エッセイ(5ページ)のアンソロジーである。どこからお読みいただいても結構、というのが、所長の久留島典子先生のお言葉であるが、内容は「文書を読む、ということ」「海を越えて」「雲の上にも諸事ありき」「武芸ばかりが道にはあらず」「村の声
隗より始めよ、だって?それでは、恥を忍んで・・・。 元ネタ:首都大学東京 社会学教室 |【ご案内】本社会学教室の大学院入学を志望する方へ ←社会学の基本図書が挙げられているので、是非ご参照ください。 本教室の博士前期課程入学試験は、外国語、基礎知識、論文、口頭試問から成りますが、近年、受験者の方々のあいだに基礎知識の準備不足が目立つようになってきています。過去の出題は公開されていますし、それを一読すれば明らかなように難問・奇問のたぐいは一切ありません。にもかかわらず十分に得点できないことの背景には、学部で日本文学を専攻しておらず、文学修士号を目指す前段階において必要な指導を受けていない方の増加があるものと推察されます。 各々尊重すべき課題意識や将来展望を抱き、専攻を変えてまで本教室を志望する方々を、所属教員一同はこれまで歓迎してきましたし、今後も変わらず歓迎します。そうした方々が不要な回り
目次 はじめに 第1章 十七条憲法と聖徳太子 一 「聖徳太子」 二 「太子」と「摂政」 三 三経義疏 四 十七条憲法 五 十二階冠位 おわりに 第2章 大化改新管見 一 「大化改新論批判」 二 戸籍・計帳の作成 三 「国-評-五十戸」制 四 部民制の廃止 おわりに 第3章 偽りの「日本」 一 白村江の戦い 二 侵略の恐怖 三 偽りの「日本」 おわりに 第4章 「日本」国号の成立 一 七〇二年成立説 二 天武朝成立説 おわりに 第5章 『日本書紀』の謎は解けたか はじめに 一 中国音韻学 二 中古音の概要 三 「書紀音韻論」 四 「α群中国人表記説」 五 「書紀文章論」 六 「書紀編修論」 おわりに 第6章 『日本書紀』の謎は解けたか・再論 一 無気音と有気音 二 非鼻音化 三 濁音の無声化 あとがき
日本における最初の統一国家=ヤマト政権は、大陸からやってきた騎馬民族による征服国家だった考古学者の故・江上波夫(東京大学名誉教授)が戦後間もない時期に提唱した「騎馬民族日本征服説」は、「皇国史観」に親しんでいた日本人を驚愕させ、学界に論争を巻き起こした。東京大学大学院教授・小島毅氏が「騎馬民族説」とはなんだったのか考察する。 * * * 「騎馬民族説」は、1948年5月、民俗学者の岡正雄、考古学者の八幡一郎、人類学者の石田英一郎と行なった雑誌企画の座談会で江上波夫が提唱し、その後、「騎馬民族説=日本国家の征服王朝説」として拡充・発展させたものだ。 その主たる根拠は、古墳時代後期(6世紀前半)になると、大和地方の古墳群の副葬品にはそれまで見られなかった大陸の影響を窺わせる馬具類が多く見られることである。江上は記紀(『古事記』と『日本書紀』)にもその傍証を求め、神武東征伝承は騎馬民族が九州から
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